お腹即痩せ!休眠筋肉を目覚めさせる簡単ドローインとは?
ゲッ、こんなところにも! いつの間についたの!?
<目次>
はじめに、どうしてお腹が出てくるかという大きな3つの理由をご説明します。お腹はどうして出てくるの?
体質の変化で脂肪がお腹に!
・加齢に伴う基礎代謝の低下に加え、運動をする機会も減ることで筋肉が衰え、消費しきれないエネルギーがいつの間にか脂肪になります。
・姿勢の悪さも代謝を下げます。それは、いわゆる猫背になると背骨が丸まり肺が圧迫され呼吸が浅くなります。心肺機能の低下により、酸素が体内に十分に行き渡らなくなると血液の流れが悪くなり、脂肪燃焼出来ない状態になります。
2.その脂肪がお腹に蓄積する
・もともとサイズも大きく空洞もあるので肋骨に遮られずに脂肪を蓄積しやすいのです。また、あまり動かさない部分なので脂肪が邪魔にならず蓄えることが出来、体の重心も安定します。さらには内臓保護にも有利なのです。
3.お腹の筋肉が休眠状態になり、たるんだ状態になってしまう
・筋肉は頻繁に使われていないと休眠状態になります。その休眠状態は個人差がありますが、本来、お腹を絞る役割をもつ腹横筋や腹斜筋を使う機会が少ないため、それらの「潜在筋肉」はお腹の中で本来の張力を発揮することなく、たるんだ状態になっています。
休眠筋肉が脂肪を蓄積!
こうした要因から生存能力に影響が少ない腹回りに脂肪を蓄えると考えられています。
しかし逆に脂肪が多い分、一番痩せやすい箇所でもあるのです!
そこで普段甘やかしている部位に刺激を与え、お腹の中で休眠している深層部の筋肉を動かし、お腹の筋肉を総動員させることがお腹凹ませになるのです。
そのもっとも簡単な方法が「ドローインダイエット」なのです。
「腹を凹ませる」ドローインとは
休眠筋肉を目覚めさせる
ドローインを行っているときは、もちろんお腹は引っ込みますが、力を抜けば元のお腹に戻ります。しかし、筋肉には「形状記憶能力」があり、引っ張られ続けていると、だんだんその形が覚えていく、つまりは休眠していた筋肉が目覚めるのです。
ドローインは元々、自分が持っていて使えていなかった怠けた筋肉を目覚めさせるきっかけとなる、目覚まし時計のような役目を果たします。もともと、インナーマッスルが備わっている人であれば1日で効果は表れます。あまりない人でも3日くらいでサイズダウンを実感出来ます。
目覚めた筋肉により、余分な脂肪は燃焼します。サイズダウンした状態が通常の状態になるのです。エクササイズを毎日行ってみてください。
基本の30秒ドローインエクササイズ!
30秒ドローインは背筋を伸ばした状態で行うのが基本です。ポイントは中心となるおへそを背中にくっつける意識で動かすことです。あまり動かなかった人も単に筋肉が眠っているだけなので、徐々に出来るようになります。
ドローイン1
お腹を凹ますことで内臓の位置が変化します。普段は重力に引かれて内臓が下がる傾向にあります。しかしドローインを行うと腹圧が変化し上下方向に内臓が動きます。そのため、横隔膜から肺にかけて圧迫されてしまいますので、最初は呼吸がしにくくなります。
ドローイン2
30秒という時間は目安時間!
お腹を思いっきり凹ませた状態を30秒キープするのが筋肉に大きな刺激を与える目安時間と言われていますが、これはあくまでも締まったお腹の形を体に覚えこませるための時間であり、必ずしも30秒である必要はありません。短くても長くても構いません。自分にとって、刺激になることがもっとも大事なので、お腹に意識を向けて集中して凹まして「キツイ、もうキープできない」という時間プラス3秒我慢がベストです。筋肉は覚醒していきます。簡単だから1日6回「ながら」で続けましょう
歯磨きをしながら
■例えば
1.朝の伸びとともに
2.歯磨きしながら
3.歩きながら
4.電車の次の駅まで
5.仕事中に
6.仕事の合間に
7.赤信号で
8.テレビを見ながら
9.入浴中に
10.寝る前に
ご紹介した通り、日常に簡単に取り入れられることが特徴ですが、効果を最大限に求めるなら空腹時がお勧めです。空腹時は素早く体内にある脂肪から使われていくからです。
動きは非常に単純ですが、実は普段使われていない筋肉も活用しないとできない動作です。お腹まわりは解剖学的にみても複雑な構造です。内臓器官を守るように覆っている腹横筋、その腹横筋の外側に腹斜筋(内腹斜筋、外腹斜筋)、そして背中側には背骨を支えるように脊柱起立筋があるなど、様々な筋肉で構成されています。
ドローインを行うと上記の全ての筋肉に働きかけることが出来るのです。これらの筋肉は体の主要部分をさす「体幹」に属する筋肉です。体幹部を鍛えることはお腹を凹ませることだけではなく、姿勢が整い「脂肪燃焼」しやすい体になります。
その他、スマートな歩き方、腰痛改善、スポーツをしている人であればパフォーマンスの向上などにも役立ちます。
日常生活に取り入れて、体質改善を!
朝の伸びとともに
【関連記事】