「国立病院ダイエット」「新国立病院ダイエット」とは?

「国立病院ダイエット」で痩せる?

「国立病院ダイエット」で痩せる?

「国立病院ダイエット&新国立病院ダイエット」という方法を、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか? このダイエット法を調べていくと、提案者が不明であったり、内容も不可解で危険な点が多数あるのが事実。

そこで今回は、知っているようで知らない「国立病院&新国立病院ダイエット」について検証し解説していきたいと思います。
   

「国立病院ダイエット」の由来とは

デンマークの国立病院によって提唱された説や、アメリカの肥満治療で有名なメイヨークリニックが提唱した説などがありますが、デンマークには国立病院といった名称の病院は無く、アメリカのメイヨークリニックでもこのダイエット法との関係を否定しているので、未だ提唱者が分かっていないのが事実。もちろん、日本の国立病院も関係を否定しています。
 

「国立病院ダイエット」の内容とは

相当ストレスを感じるのは必至!

相当ストレスを感じるのは必至!

「国立病院ダイエット」とは、1日3食決められたメニューの食事を2週間続ける、食事制限をメインとしたダイエット方法です(*メニューの内容やルールは下記で詳しく解説)。

ガイドもこのダイエット法を数年前にトライしたことがありますが、かなり厳しい食事制限を強いられ、相当なストレスを伴いました。極端に食事量が減るので体重も一時的には減りますが、ストレスからくるドカ食い→リバウンドを引き起こすのは必至です。

毎日の食事メニューは以下となり2週間続けます。

■国立病院ダイエット 1日め/8日めのメニュー
朝食:トースト1枚、ゆで卵1~2個、グレープフルーツ1個、ブラックコーヒー
昼食:ゆで卵1~2個、トマト1~2個、ブラックコーヒー
夕食:ゆで卵1~2個、サラダ、酢漬け野菜

■国立病院ダイエット 2日め/9日めのメニュー
朝食:トースト1枚、ゆで卵1~2個、グレープフルーツ1個、ブラックコーヒー
昼食:ゆで卵1~2個、トマト1~2個、ブラックコーヒー
夕食:牛肉ステーキ、サラダ、酢漬け野菜

■国立病院ダイエット 3日め/10日めのメニュー
朝食:ゆで卵1~2個、グレープフルーツ1個、ブラックコーヒー
昼食:トースト1枚、野菜サラダ、グレープフルーツ1個、ブラックコーヒー
夕食:羊の肉(牛肉の赤身でも可)、ゆで卵1~2個、サラダ、酢漬け野菜、ブラックコーヒー

■国立病院ダイエット 4日め/11日めのメニュー
朝食:ゆで卵1~2個、グレープフルーツ1個、ブラックコーヒー
昼食:トースト1枚、野菜サラダ、グレープフルーツ1個、ブラックコーヒー
夕食:ゆで卵1~2個、チーズ、ほうれん草のおひたし、ブラックコーヒー

■国立病院ダイエット 5日め/12日めのメニュー
朝食:トースト1枚、ゆで卵1~2個、グレープフルーツ1個、ブラックコーヒー
昼食:トースト1枚、ゆで卵1~2個、ほうれん草のおひたし、ブラックコーヒー
夕食:トースト1枚、魚、サラダ、ブラックコーヒー

■国立病院ダイエット 6日め/13日めのメニュー
朝食:トースト1枚、ゆで卵1~2個、グレープフルーツ1個、ブラックコーヒー
昼食:フルーツサラダ
夕食:牛肉ステーキ、サラダ、酢漬け野菜

■国立病院ダイエット 7日め/14日めのメニュー
朝食:ゆで卵1~2個、グレープフルーツ1個、ブラックコーヒー
昼食:冷えた焼き鳥、トマト1~2個、グレープフルーツ1個、ブラックコーヒー
夕食:焼き鳥、野菜スープ、サラダ、グレープフルーツ1個
 

「国立病院ダイエット」のルール&注意事項!

2週間続けられてもリバウンドが恐ろしい!?

2週間続けられてもリバウンドが恐ろしい!?

ルールには、「食事以外の水分は控える」「水は飲まない(お茶かコーヒーは○)」といった不可解なものから、「ドレッシングはノンオイルで(マヨネーズは×)」「肉や魚は油を使わずに焼く・蒸す・茹でる」「芋類やアルコールは×」といったものがあります。

その他、注意事項として以下のような項目が挙げられており、何やら危険な雰囲気は否めません。

・2週間以上続けると栄養失調や貧血になる恐れがあります。続けたい場合は1ヶ月以上間を空けてください。
・栄養に偏りがあるので、体調不良を引き起こす可能性があります。
・コレステロール値の高い方は、心筋梗塞を誘発する恐れがあります。
・妊娠中の方は、胎児に影響が出る恐れがあります。
・グレープフルーツによって、薬の効き目が悪くなる恐れがあります。
・無理を絶対にしないで下さい。
 

「国立病院ダイエット」について ガイド流見解

カロリーも栄養も不足しているのは一目瞭然の「国立病院ダイエット」。2週間続けることができた場合、結果的には痩せると思いますが、多分やつれてしまうことでしょう。これでは痩せても美しくなったとは言えませんし、体調を崩してしまってはダイエットの意味はありません!

「どうしてもトライしたい!」というのであれば、ダイエットのスタート時に勢いをつける意味として、1~2日間ほど実践するのがいいと思います。
 

「新国立病院ダイエット」とは

「国立病院ダイエット」は無理を強いること&危険が伴うことから、内容が一新されたのが「新国立病院ダイエット」です。2週間という決まりや厳密なメニューがなくなったり、「毎日体重を計る」という項目が追加されるなどしています。

それでは、詳しく見てみましょう。
 

「新国立病院ダイエット」のルール

・1日1200kcalを目安に3食食べる
→朝500kcal、昼400kcal、夜300kcalというように摂取カロリーを減らしていく
・一口につき20回以上よく噛んで食べる
・夕食は夜8時までに食べる
・水分を多く摂る
・朝食を摂る
・おやつは我慢
・運動しなくてもよい
 

「国立病院ダイエット」と「新国立病院ダイエットの違い

・2週間のダイエット期間がなくなった。
・決まったメニューはなくなり、1日の摂取カロリー内であれば摂取してよい食品を自由に選べるので、栄養素の偏りが軽減された。
・摂取してもよい食品が増え、栄養不足の問題が緩和。 (※摂取してもよい食品は下記)
→「たんぱく質」(卵の代替食品として:豆腐、納豆、鶏ささみ、まぐろ、えびがOK)
→「カルシウム」(チーズ、ヨーグルト、さくらえび、チンゲン菜、ひじき、ちりめんじゃこがOK)
→「ビタミン」(グレープフルーツの代替食品として:ブロッコリー、人参、ほうれん草、ピーマン、小松菜がOK)
・牛乳・乳製品も摂取できるようになり、不足していた「カルシウム」が摂取できるようになった。
・自由に水分を摂取できるようになり、水分不足の危険性がなくなった。
・体重を毎日測るようになり、効果を実感&意識することが必要になった。
 

「新国立病院ダイエット」について ガイド的見解

長続きできるダイエット法がベスト!

長続きできるダイエット法がベスト!

「国立病院ダイエット」に比べると、だいぶ緩やかな内容にはなりましたが、1日の摂取カロリー1200kcalというのは少な過ぎると思います。

人間が生きるために必要な最低限のカロリーは、1日平均約1200kcal(=基礎代謝量)と言われています。これは、快適な環境温度の下で、空腹&安静にしている時のエネルギー代謝。つまり、体を横にして動かなくても、体温を保つ、呼吸をする、心臓を動かすといった生命活動をするだけで使われるエネルギーになります。

この基礎代謝量のほかにも、私達は食べ物を食べて消化・吸収する、仕事をする、運動する(通勤通学で歩く等)といったカロリーが日常生活で必要なので、1200kcalより摂取カロリーが極端に減ると、少ないエネルギーで生命を維持しようとするため代謝能力が落ち、かえって体重が落ちにくく、食事量を元に戻した時にリバウンドもしやすくなってしまいます。

また「運動はしなくてよい」とありますが、1日1200kcalという数字に縛られず、運動を取り入れながらもう少し食事の摂取量を増やし、バランスのよい食生活を送るほうがダイエットも長続きすると思います。

提唱者が不明であったり、無理や我慢を強いるような内容のダイエット法には手を出さないほうが賢明。実践しても途中で挫折してしまったり、ストレスからくる暴飲暴食→リバウンドを起こす可能性が大です。

ダイエットで人生が辛くなるのではなく、人生を楽しむためにダイエットをする意識が大切ですよ!

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※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。