プレゼントとしても人気がある限定コーヒー
ソルベルグ&ハンセンのクリスマスコーヒー。キラキラしたパッケージにはチョコレートやアーモンドが特別セットに Photo:Asaki Abumi
イースター(復活祭)、夏、クリスマスの時期になると限定コーヒーが販売され始めます。ノルウェー語でイースターコーヒーは「Påskekaffe」(ポースケカッフェ)、夏コーヒーは「Sommerkaffe」(ソンメルカッフェ)、クリスマスコーヒーは「Julekaffe」(ユーレカッフェ)といいます。特にクリスマス限定のコーヒーはプレゼントとしても非常に人気があり、パッケージも明るくかわいいのでお土産におすすめです。クリスマスティーとは異なり、特別にスパイスを加えているというわけではなく、各時期の料理にあうような豆をメーカーがセレクトしたおすすめの豆になります。
カフェで豆を挽いてもらうときの豆知識
カフェでは豆が挽かれてない状態で売られていることが多いので、レジで「挽き具合はどうなさいますか」とノルウェー語か英語で聞かれ、戸惑う人も多いかもしれません。粒の細かさによって味わいが変化するので、自宅ではコーヒーメーカー、フィルター、フレンチプレスなど、どのいれ方をしているのかバリスタに伝えましょう。英語がとっさに出てこないときは、いれ方を身振り手振りで伝えるだけでも相手は理解してくれます。ただ、もし本当に新鮮な状態で豆を日本へ持ち帰りたい場合は、現地ではなく日本で豆を挽くことをおすすめします。
飛行機に乗る前に、実践すると便利な豆知識
コーヒー袋に付いているバルブ Photo:Asaki Abumi
1ページ目で紹介したコーヒー袋の裏には、「バルブ」と呼ばれる小さな穴がついていることがあります(紙袋を除く)。これは豆からでるガスを放出させ、外部からの空気の逆流を防ぐためのものです。飛行機の中では、気圧の変化で袋の中の空気が極端に抜けてしまうため、バルブにテープを張って中の空気が外に出ないように保ちます。日本に着いたらテープは剥がしてOK。飛行機に乗るということを説明するとセロハンテープを貼ってくれる親切なバリスタもいますし、ホテルでもテープは借りられるので実践してみてください。
カフェイン無しのデカフェ
ストックフレッツで販売されているデカフェ Photo:Asaki Abumi
ほかのカフェではあまりみかけませんが、カフェインを避けたいという方には、カフェ「ストックフレッツ」で販売されているカフェインレスコーヒーをおすすめします。ノルウェー語で「Dekaffinert」(デカフェ)と表示されている袋を探してみてください。苦味が減り、マイルドな味わいとなります。
小さめサイズで軽量なコーヒー豆はスーツケースにも簡単に入れられることができます。旅行中はコーヒーをぜひお土産リストに加えてみてはいかがでしょうか。