授業の少し前に来て前回の内容の見直しをする

成績が上がっていく生徒はノートに「重要!」とか「次回テスト範囲」とか書き加えたり、「?」マークを付けたりしています。

成績が上がっていく生徒はノートに「重要!」とか「次回テスト範囲」とか書き加えたり、「?」マークを付けたりしています。

成績がいい人はさぞかし長い時間勉強しているかと思いきや、意外とそうでもありません。成績を上げるコツは勉強時間の「長さ」よりも勉強の「頻度」にあります。成績を上げていく生徒は授業時間の少し前から着席し、前回授業で習ったことを見直しています。この短時間の見直しをするがどうかで、その日の授業の理解度がずいぶん変わってくるのです。


授業中にとるノートが黒板に書かれた内容とイコールではない

授業中、生徒たちのノートをとる様子を観察していると、成績が上がっていく生徒の行動はやはり周囲と一味違います。それは、黒板に書かれた内容とノートに写す内容がイコールではないことです。板書内容をすべてそのまま写すのではなく、「重要!」とか「次回テスト範囲」とか書き加えたり、あるいは「?」マークを付けて授業後に質問しにいく事項をチェックしたりしています。

さらには講師が口頭で言っただけの具体例や関連内容の紹介などもノートの端に走り書きしています。そうすることであとからノートを見直したときに授業内容をリアルに思い出しやすくなるのです。

そしてさらに授業後の行動で、成績が上がっていく生徒とそうでない生徒の違いがわかります。成績が上がっていく生徒は授業後に次の2つのうちのいずれかの行動をとることが多いです。

ひとつは席を動かずそのまま今習ったことの復習をし始めること。記憶が新しいうちに、習ったこと自分のペースで整理することで知識を定着させるのです。もうひとつの行動は、講師に質問をしに行くというもの。理解不十分なことをすぐに解決することで苦手分野になってしまうことを未然に防ぎます。

授業以外の日も塾に通う

成績が伸びていく生徒ほど塾に通う日数、時間が多い傾向にあります。学校から帰宅して食事をしたらすぐに塾に行き、自習室で勉強するのが習慣化しているのです。そのような自習室をフル活用している生徒に共通しているのは、いつも塾に来る時間と勉強を終えて帰る時間が決まっている点、座る席が決まっている点、勉強する内容の順番もほとんど変わらない点などが挙げられます。シンプルな行動ほど習慣化しやすく、余計な労力がかからないものです。日々の合理的な行動パターンが成績アップにつながっています。

気軽に相談できる講師がいる

気軽に相談できる講師がいることも成績を上げている生徒の共通点です。勉強するうえでの最大の敵は「やる気」のダウンです。そしてやる気がダウンする理由としていちばんに挙げられるのは「勉強しても結果が出ない」こと。

勉強の成果が模試などの得点に表れたり、「わかる!」「解ける!」という手ごたえとして実感でき始めたりするのには最低3カ月はかかります。その忍耐の3か月をひとりで乗り切るのは難しいものです。どうしても「いまの勉強の仕方が悪いのでは」「もっと効率のいい勉強法はないものか」と考えてしまいがちです。そして安易に勉強の仕方を変えてしまったり、勉強自体をあきらめてしまったりするのが多くの人にあてはまるパターンです。

そんなときに、塾に気軽に相談できる講師がひとりいれば、自分の勉強法が正しいかを尋ねることができます。結果を出すためには「正しい努力をする」こと、その努力を「継続する」ことが不可欠です。信頼できる講師に「今のまま勉強を続ければ必ず結果につながるよ」と言ってもらえれば、結果が出ない忍耐の期間も前向きに勉強を続けることができます。

宿題以外の追加課題を出してもらっている

塾で出された宿題をきちんとやり切っていれば成績はやがて上がっていきます。ただ、成績上位の生徒はみんなに出された宿題以外に、追加の課題を出してもらうように講師に注文を出している様子が多く見受けられます。苦手な科目を克服するためにどうすればいいかを講師に相談し、問題集プリントなどをもらうことは多くの生徒がすることです。また、授業内で解いたプリントをもう1枚復習用にもらうというのも比較的多くの生徒がしていることです。

成績上位の生徒がそうでない生徒と違うところは、「得意な科目をもっと得意にする」ことを考え、基本の宿題よりももっとレベルの高い課題を出してもらう点です。揺るぎのない得意科目が1科目でもできると自信がつく上に、その科目の勉強で得られた経験を他の科目の勉強にも生かすことができるようになります。

他の塾友(じゅくとも)に勉強を教える

最高の勉強法は「勉強した内容を他の誰かに教えること」です。勉強ができる生徒は周囲の友達から勉強内容を聞かれて教えることが多いですが、じつはいちばん勉強になっているのは自分自身です。教えるにはその内容を完璧に理解し、最初から順序立てて、筋道が通った説明をする必要があります。そしてそんな説明をすることその内容が頭に入るのは「聞き手」よりも「話し手」なのです。こうして勉強ができる生徒はますます勉強ができるようになっていくわけです。

まだ誰かに教えるほど成績がよくないという人は、習った内容を架空の誰かにひとりで教えるようにしてみることで、あいまいだった知識を整理することができます。

さて、いかがでしたでしょうか。成績を高めるために、まずは成績上位の生徒の行動を真似することから始めてみてはいかがでしょうか。
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