塾は使い方によって、大きな効果を発揮します。塾生でなくても、夏期講習を受講していれば塾生と同じく塾を活用できます。学校で出された夏休みの宿題は、塾でするのが正解。塾は授業を受けるだけのところだと思っていたら、じつにもったいないことです。この夏は、塾をとことん活用し、2学期が来るのが待ち遠しくなるような宿題の完成度を目ざしてみてはいかがでしょうか。

漢字の練習帳や算数(数学)のワークやドリル

家ではなかなか夏休みの宿題がはかどらない! そういうときこそ塾を活用しましょう。

家ではなかなか夏休みの宿題がはかどらない! そういうときこそ塾を活用しましょう。

学校のプールや塾以外の習い事がある小学生、部活に忙しい中学生こそ、夏休みの宿題を塾でやることをお勧めします。空いた時間を使って、塾の自習室に行きましょう。学校から出された大量の宿題、何から手をつけるか。準備なしに始められる単純な漢字の練習帳や算数(数学)のワークやドリルから手をつけるのがいいでしょう。何事も始めるときにいちばんエネルギーを必要とします。いちばん手軽なものから始めることで、宿題を片付けていくという行動にスムーズに入れます。

算数(数学)などのワークやドリルを進めるコツがあります。それは、わからないところは思い切って飛ばしながら、どんどん先に進めることです。ある程度進めたら自習室を出て職員室に行き、わからなかったところを理系の先生に聞きに行きましょう。授業中などで不在であれば、質問に応じてもらえる時間を聞いておく。それまでまた問題を解き進め、先生が来てくれたら、まとめてわからなかったところについて聞きましょう。塾の先生はよろこんで教えてくれます。

読書感想文

漢字の練習帳や算数(数学)のワークやドリルの終わりが見えてきたら、次は夏休み定番の宿題、読書感想文の準備に入りましょう。どんな本を読書感想文の題材に使うか見当もつかない、というのであれば、遠慮なく国語の講師にアドバイスを求めましょう。どんな本を選ぶかということは、感想文の書きやすさに関わるので意外と重要です。題材とする本が決まったら、「どんなことを意識して読めばいいのか」を先に聞いておくのがポイントです。

次に、書き始める前に学校から配布された原稿用紙をコピーします。そしてコピーした方の原稿用紙に書くようにすれば、書き終えて、塾の国語の先生に添削してもらうことができます。それから原本の原稿用紙に、塾の先生の添削を反映して清書します。これで、学校の先生をうならせる読書感想文のでき上がりです。

理科や社会の自由研究、レポート作成

読書感想文の題材とする本と同様に、自由研究の対象が浮かばなければ、理科や社会の講師にアドバイスをもらいましょう。そのときにあらかじめ研究対象の方向性(自然科学系やものづくり系など)だけでも伝えることができると、講師もアドバイスしやすくなります。塾の講師は生徒から学校の宿題の相談や質問を毎年くり返し受けています。自由研究やレポートにふさわしい対象を、その子の関心に合わせて提示することにも慣れています。理科や社会の講師はふだんは決まった曜日しか来ませんが、講習中は毎日来るはずです。積極的に質問してください。

自由研究レポートの対象が決まったら研究の着眼点について、いくつか候補を聞いておくといいでしょう。そのなかから一番関心を持てそうな点について調べていきましょう。自由研究レポートを半分くらい仕上げたらそこでいったん保留するのがコツです。このままの方向性で進めていいか、もっと完成度を上げるためにできることはないかを改めて質問することで、さらにもう一段階上の自由研究レポートに仕上げることができるでしょう。

さて、いかがでしょうか。この夏期講習中は授業がない日もできるだけ塾に通い、出された夏休みの宿題に前向きに取り組むように、お子さんにお伝えくださいね。
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