小中学生の塾は選択肢がさまざまで、塾選びに頭を悩ませる親が多いです。子どもの交友関係や、たまたま新聞に折り込まれた広告チラシ、最初に体験授業を受けた塾に決めてしまうのは失敗のもと。「失敗しない塾選び、7つのポイント」でお伝えしましたが、今回は「進学塾」と「補習塾」のちがいをお伝えします。

進学塾と補習塾のちがいは「授業が難しいか簡単か」だけではない

進学塾は「勉強ができる子が行く塾」で補習塾は「勉強ができない子が行く塾」と思われていますが、そうとも限りません。

進学塾は「勉強ができる子が行く塾」で補習塾は「勉強ができない子が行く塾」と思われていますが、そうとも限りません。

学習塾は大きく「進学塾」と「補習塾」の2つに分けられます。よく進学塾は「勉強ができる子が行く塾」で補習塾は「勉強ができない子が行く塾」と思われていますが、そうとも限りません。ちがいは塾の目的にあります。

  • 「進学塾」……入試問題で点数を取れるように指導する塾
  • 「補習塾」……学校の授業内容理解や定期試験で点数を取れるように指導する塾
はっきりと「進学塾」「補習塾」と打ち出していない塾もたくさんあります。しかしチラシやホームページを見れば、その塾が進学塾か、それとも補習塾かはすぐにわかります。中学や高校の合格実績を前面に出しているなら進学塾、「学校の成績がこんなにアップした!」などと学校のテストの点数が上がった生徒の声や、「とことん面倒を見ます」などというキャッチコピーが掲載されているようなら補習塾だと判断していいでしょう。

入試問題の得点力をつけたいのなら進学塾

進学塾は前年度の合格実績が集客を左右します。だから塾生が少しでもレベルの高い学校を受験して合格するように指導をします。難関校や上位校と呼ばれる学校中心に入試問題傾向を毎年研究し、それに合わせた指導を行っています。ただ、進学塾であっても学力の高い子だけが集まる塾はほとんどなく、学校の授業に何とかついていけるような学力の子も受け入れることで経営を安定させている塾が多いのが現状です。

そこで、進学塾ではクラス分けを行い、学力別のクラスを設置しています。成績上位のクラスは通学圏内ナンバーワンの学校を目指すクラス、成績中位のクラスは地域一、二番手の学校を目指すクラス、成績下位のクラスはとにかく本人が目指す学校の入試に受かる学力レベルまで引き上げるというように、クラスごとに目指す学校のレベルに差をつけて指導をしています。適正なクラスで指導するために、入塾時にテストがあるのも進学塾の特徴で、点数によっては入塾基準を満たせず、入塾資格を得られないこともあります。

学校の成績を上げたいのなら補習塾

補習塾は地域の評判が集客を左右します。だから、ケアを手厚くして「学校のテストの点数が上がった」というわりと短期の目標に対する結果を重視しつつ、苦手科目を克服できるように指導をします。補習塾には学校の授業についていけないという生徒が多く、進学塾の先取り授業に対して、学校の後追い授業、つまり復習の割合が多くなっています。

将来の入試よりも、「学校の授業がよく理解できていない現状をなんとかしたい」、「通っている中学校の定期試験でもっと点数を取れるようになりたい」と考えているのなら補習塾が向いています。進学塾のように入塾テストがある塾もありますが、入塾資格判定ではなく、現在の学力把握のための参考資料としてのテストなので、点が取れなくて受け入れてもらえない、ということはありません。

いかがでしたでしょうか。お子さんの学力、目的に合った塾を選んで成績アップにつなげてくださいね。
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