地盤調査時の判断ミスか
ボーリング調査はやぐらを組んで孔を掘る大がかりな作業です
地盤調査の方法にはいくつかあり、中高層マンション規模だと一般的にボーリング調査という方法を取ります。やぐらを組み、機械を使って地盤に深い孔を掘っていく方法で、孔を掘り進めながら地中の土も採取するため、地中がどのような地層で成り立っているか知ることができます。しかし、支持層に到達していないにも関わらず、途中で大きな石や一時的に固い地層にぶつかるケースもあり、そのタイミングで支持層に達したと判断してしまうと、今回のような事態が起こり得るようです。
地盤調査図をチェックしてみよう
今回の事例は、あまり起こりえない稀なケースといえます。一般の人が事前にチェックするのは実際には難しいでしょう。ただし、いずれにしろマンションを購入する前に地盤状況を把握しておくことはとても大切なことです。ボーリング調査の結果を示す地盤調査図(または土質形状図)はたいていのモデルルームに置いてあります。見せてもらい、支持層の位置や杭の長さをチェックしましょう。不安があれば質問をして安全性などを確認しましょう。
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