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新国立劇場 奥村康祐『パゴダの王子』インタビュー!(5ページ目)

新国立劇場バレエ団公演『パゴダの王子』で、王子役を務めるソリストの奥村康祐さん。『パゴダの王子』はデヴィッド・ビントレーが同団のために振付けた創作バレエであり、奥村さんが入団して初めて踊った想い出深い作品でもあります。ここでは、開幕に先駆け奥村さんにインタビュー! 作品への意気込みをお聞きしました。

小野寺 悦子

執筆者:小野寺 悦子

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舞台前の体調管理はどうされていますか?

奥村>本番の一週間くらい前になると、お風呂にきちんと浸かって身体を休めたりと、ある程度の休息と睡眠を取るよう心がけています。あと僕は食べないとダメなタイプなので、しっかり食べるように、というのも気をつけるところ。細くなりやすい体質なので、食べないとどんどん栄養が足りなくなってしまうんです。僕に限らず、やっぱりダンサーはみんなよく食べますね。


ジンクス、お守り、ここぞの勝負ゴハンなどは?

奥村>特にないですね。何かに頼ってしまうと手に入らなかったとき不安になるし、環境が違う場所に行くことも多々あるので……。海外のコンクールは特にそう。やはり日本と違っていろいろアバウトなので(笑)、何が起こるか全くわからない。昼にリハがあると言ってたのに急になくなって夜になったり、舞台も○時からと言ってたのに全然違う時間に始まったり、押したから次の部に回しますとか、急に停電が起きたりとか、急遽予定が変わることが普通にある。だから、コレと決めたものは持たないようにしています。

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『パゴダの王子』(2011) 撮影:瀬戸秀美


奥村さんのストレス解消法、気分転換法といえば?

奥村>ハードディスクにお笑い番組を沢山撮り貯めては、よく家で見ています。関西のひとはたぶんみんなそうだと思うけど、笑ってストレスを発散することが多いですね。大阪って、お笑いの番組数が全然違うんです。東京ではやってない面白い番組がいっぱいあって、特に年末年始は全てお笑い番組じゃないかと思うくらい朝から夜中までずっとやってる。関西でしか出てないお笑い芸人さんもいるので、そういうひとを地元に帰ったときに見るとなんとなく嬉しい気持ちになるというか……。今年のお正月に大阪に帰ったときも、お笑い番組を録画して、同じ大阪出身の福田圭吾くんにあげました(笑)。

普段はスタジオにずっと閉じこもっているので、人との交流もバレエ団の中だけになってしまいがち。特にパ・ド・ドゥのリハーサルになるとずっと同じメンバーと一日中過ごすことになるので、笑って発散したい気持ちがすごくあって。家に帰ってテレビを見ながら、ひとりでよく突っ込んだりしています(笑)。

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