キャリアプラン

人材紹介会社との賢い付き合い方

良い医者、会計士、弁護士、そしてヘッドハンター(ここでは、転職コンサルタントという意味合い)を持つことはあなたの人生をより豊かなものにします。転職社会と言われる今日、信頼できる人材紹介会社や転職コンサルタントとお付き合いすることは人生にとってこれからより一層重要なことになってくるでしょう。

藤田 聰

執筆者:藤田 聰

キャリアプラン・リーダーシップガイド

生きていくために持つべき人は、良い医者、会計士、弁護士。そしてこのところは、ヘッドハンター(ここでは、転職コンサルタントという意味合い)も加わると言われています。転職社会と言われる今日、信頼できる人材紹介会社とお付き合いすることは人生にとって重要なことです。

転職コンサルタントには2タイプある

信頼のおける転職コンサルタントを探すことは重要です!

信頼のおける転職コンサルタントを探すことは重要です!

大方のエージェントは一部のヘッドハンティング会社を除き、転職希望者の転職が決定した時点でエージェントの売上が発生する「成功報酬」システムとなっています。逆に言えば希望者の転職が成功しない限り、売上は上がらないことになります。

実はここが難しいところです。以前、業務委託を請け負っていたエージェントで売上が上がっているコンサルタントと上がっていないコンサルタントを比較分析したことがあります。

端的に言えば、前者が採用企業の方向を向いている人、後者が求職者の方向を向いている人で、スタンスの違いです。前者はまず企業の空きポジションありきで後から相応しい人材を探して当て込んでいくという方法を取るタイプ。効率が良い一方で、求職者との接し方についてはある種ドライな感があります。

逆に後者はまず求職者ありきで、その人にマッチした空きポジションを探しに行くタイプ。こちらは求職者の希望は熱心に聞いてくれますが、ちょうど良い空きポジションがなければ紹介ができないので、なかなか売上が上がらない傾向にあります。求職者にとってみれば、スピード感は期待できないものの、こういうスタンスのコンサルタントが間違いはないでしょう。

結局のところエージェントは文字通りの代理人であり、求人企業の代理人でも求職者の代理人でもある訳です。つまり、求人企業にはこの候補者は最適任者であること、求職者にはこの求人は最適であることを伝えることができるということです。

求人企業と求職者の中間に位置するエージェントは情報をコントロールできる存在であること、決めないと報酬が得られないというシステムで働いているという事実をあなたの頭の隅に入れて置くことが賢明でしょう。
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