「寝だめ」&「羊」は効かない!
平日の睡眠が足りないからといって、週末に「寝だめ」する方も多いと思います。寝だめは、睡眠に大事な「体内時計」を狂わせ、平日の不眠を助長させます。休日に朝寝坊したいのであれば、平日との起床時間のズレは2時間までに留めておきましょう。それ以上になるとメンタルヘルスにも影響するというデータもあります。守るべきものは、「眠る時間」ではなく、「起きる時間」であるということを心がけましょう。眠れない時は一先ず、ベッドを出てみよう
加えて「SHEEP」と声に出すと長く息を吐くことにつながるので、副交感神経が優位にたち、体の力が抜けていいのだそうです。
唯、それよりも寝付けない夜は「眠れなくても死なない」と開き直り、一旦、ベットから出て、ハーブティーを飲んだり、本をパラパラとめくることで、先ずは体と脳をリラックスするようにしましょう。
睡眠不足と食欲は密接に関係
睡眠不足の日は、いつもより25%食欲が増すと言われ、また、甘いものやスナック菓子といった太りやすいものばかりを食べたくなる傾向が高いです。それは、糖質をとると脳内に癒し系ホルモン「セロトニン」が分泌され、不眠によるストレスを緩和してくれることに由来します。一度、甘いものによる快楽を脳が覚えると、「もっと、もっと」と歯止めが利かなくり、より大量に食べないと満足できない体になってしまいます。また、睡眠が足りなくなると代謝が下がったり、日中の活動量も減り、エネルギーを充分に消費しきれなくなります。そうなると脂肪がエネルギーに変換されることもなくなり、益々、「肥満のスパイラル」に陥ります。そのような理由で、ダイエット、セルライト対策には質の高い睡眠が必要となってきます。皆さんも是非、良質な睡眠で「睡眠ダイエット」を実現してみてくださいね。
【参考図書】「きょうの睡眠ダイエット」友野なお著(主婦と生活社)