企業のIT活用/IT経営の基礎知識

パソコンを安全に処分する方法

古いパソコンを処分する際は、いわゆる「パソコンリサイクル法」に則る必要があります。廃棄にあたっては、まず事業系パソコンか家庭系パソコンか、リサイクルマークが貼付されているかどうかを確認しましょう。特に事業用パソコンにおいては、CSRやコンプライアンスの観点からも、適切な廃棄が求められます。情報漏えいリスクにも配慮しながら、資源の有効活用とともに、安全なパソコン廃棄を心がけましょう。

長谷川 渉

執筆者:長谷川 渉

企業のIT活用ガイド

パソコンを買い換えたら…

2014年4月9日のWindows XPサポート終了に伴い、パソコンの買い替えをされた方も多いのではないでしょうか。

同時に、古いパソコンは廃棄するケースが多いと思いますが、パソコン廃棄の際には「資源有効利用促進法」、いわゆる「パソコンリサイクル法」に則る必要があります。

法律の概要は、経済産業省のホームページをご参照ください。
資源有効利用促進法

では、このパソコンリサイクル法に沿って、パソコンを安全に処分する流れを確認していきましょう。

1.「事業系パソコン」or「家庭系パソコン」を区別

法人で購入したパソコンは事業系パソコン、個人で購入したパソコンは家庭系パソコンになります。なぜ、この区別が必要かというと、廃棄するための手順が異なるからです。

ノートパソコンの場合は本体裏面をチェックしてみよう

ノートパソコンの場合は本体裏面をチェックしてみよう

ここで重要になるポイントが、「PCリサイクルマーク」。

2003年10月以降に販売された家庭向けパソコンに貼付されているもので、このマークの付いたパソコンは、原則として廃棄する際にリサイクル料金などが発生しません。

パソコン本体に「PCリサイクルマーク」が貼付されているかどうか、確認してみましょう。

次ページ:家庭用パソコンは無料廃棄が可能
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます