好みのリボンを使って作りましょう
髪の毛をまとめるのに便利なバンスクリップ。フリルやリボンが付いていて髪につけると華やかなシュシュで留めたように見えるのが「シュシュバンス」です。自分の好きな色合い、大きさで手作りできますよ。
バンスクリップとはこんなもの
シンプルなバンスクリップをアレンジ
バンスクリップとは、熊手のような形で両側から髪の毛を挟みこむ作りのヘアクリップです。今回はシンプルな形のものを材料として使います。糸で固定する手順がありますので、写真のもののように、なるべく本体にすき間の多いデザインのほうが作りやすいでしょう。
シュシュバンスの材料
クリップの大きさやリボンの種類によって材料の量も変わってきますが、今回は以下のように用意しました。
材料
- 長さ約7cmのバンスクリップ 1個
- 幅3cmのグログランリボン 約180cm
- 両面テープ
- 縫い糸(透明の樹脂糸、黒い糸を使用)
シュシュバンスクリップの作り方手順
端のほつれ留めをするとよい
1.最初に以下のようにリボンを分けてカットします。
長さ40cmを1本(本体をカバーする用)・長さ45cmを2本と長さ25cmを2本(フリル用)
使うリボンが化繊の場合は、写真のようにライターの炎でリボンの端を軽くあぶってほつれ留めをすると作業がやりやすくなります。※火事や火傷には厳重に注意してくださいね。
両面テープをつける
2.クリップに両面テープを小さく切って貼り付けます。写真の4箇所と、サイドに1箇所ずつ程度で良いでしょう。べったり全体にテープをつけてしまうと、後から糸で縫い付けるときに針が通らず作業しにくくなります。
金具部分を覆っていく
3.長さ40cmのリボンを使って、クリップ上部のバネ金具を隠すように覆います。
クロスするように覆う
ここは伸縮する箇所ですので、ゆったりとリボンを交差させる形でカバーしていきます。さきほど貼っておいた両面テープのはくり紙を剥がしながら固定します。
数箇所を縫い留める
4.次に、クリップ本体のすき間に糸を回しながら、リボンを数箇所固定します。ここでは目立たない透明の糸で縫っています。少し細かい作業ですが、仕上がりの強度を高めるために大事な手順です。この土台作りがうまくできれば、後が楽になります。※糸で縫うことが難しい場合には、グルーガン(ホットボンド)で接着する方法もありますが、リボンの材質によっては溶けてしまう場合があるので注意。
大きな針目でミシンをかける
5.飾り用のフリルを作ります。カットした残り4本のリボンの中央に荒い針目でミシンをかけます。縫い終わりは返し縫いをしないでおきます。
片方の糸を引き絞る
6.縫った上糸または下糸のどちらか一方だけを引っ張り、ギャザーを寄せます。長さがクリップの大きさに合うように縮めてください。4本とも同じように作り、長さを調節します。長いリボンで作った方はクリップの長さと同じくらい、短いリボンで作った方はそれより2cmほど短くしておきます。
大小2つずつ作る
7.少し長めのフリル2本と、短めのフリル2本ができました。これを本体に縫い付けていきます。
本体に縫い留める
8.中央部分を避けてクリップの左右に2つずつ縫い付けます。クリップを開いた時にフリルが挟まって使いにくくないかをチェックしながら位置を決めましょう。大まかに縫いつけ、縫い目はフリルで隠すようにします。土台がしっかりしていれば、ここは細かく縫いすぎなくても大丈夫ですよ。
4つを縫いつけたところ
9.4つのフリルをつけたところです。長いフリルを外側にし、短いフリルを内側に付けています。このようにするとふっくらと立体感が出ます。リボンの材質や幅によっても変わりますので、お好みのボリュームに整えてください。これでできあがりです。
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