花蓮蜜香紅茶

花蓮茶葉

 

蜜香紅茶といっても、季節や品種、その年の気候や茶師のこだわりによって、その味わいには大きな幅があります。フルーティーな香りやシナモンのような香りを併せ持つもの、甘いスパイスを思わせるもの、熟した果物のような深みのあるコクを持つもの、長く続くカラメルのような余韻を持つものなど、蜜香紅茶だけでもかなりのバリエーションを楽しむことができます。

紅茶はしっかりと全発酵させたお茶なので、火の香りが落ち着き、熟成がすすんだ半年後、一年後と、ゆっくりと月日を重ねることで変化する味わいも楽しむことができます。

パイナップル畑の広がる花蓮は、標高がそれほど高くないため、冬もウンカが飛来するという一年中暖かい地域です。一般的に標高の高い地域で作られたものほど良質な茶葉として評価されることが多い中、地域の特性を活かして作られたという蜜香紅茶には、しっかりとその個性が引き出されています。大葉烏龍種を使った個性あふれる蜜香紅茶は、青心烏龍種で作られたものとは異なる魅力があります。

ティーカップ

 

2006年に台湾で開催された第一回国際茶葉コンテストの紅茶部門で、自ら考案した蜜香紅茶を出品し、冠軍(チャンピオンシップ)を受賞した高肇句茶師によって作られたこの「花蓮蜜香紅茶」は、ほのかに黒蜜を思わせる香りが印象的です。甘味処でほっこりした気持ちになるような、そんな雰囲気を持ち、日本人に親しみやすい味わいといえるでしょう。このお茶は、ティーマーケット ジークレフのオーナー自らが直接台湾から買い付けたお茶です。

現地でどのように評価されているかも大切ですが、どうしてそれほど高価なのか理解できないお茶にはなかなか手が出ないものです。その点、日本人の親しみやすい香味を考慮し、どなたでも気軽に楽しめる多くの紅茶の中のひとつとして、台湾紅茶も手に取ることができるお店があるというのは、とても嬉しいことです。

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