2種類の「どら焼き」

売切

訪ねた日のお昼過ぎ、どら焼き2種類は既に売り切れ


大福と並び人気が高いのは、2種類の「どら焼き」です。大福の日持ちは1日なのに対し、同店のどら焼きは常温で3日の日持ち。そのためお遣い物に求める人も多く、大福よりも早い時間に売り切れる日も多いのだとか。

「昔ながらの」と説明を受けたどら焼きの皮は、ふっくらしているけれど、ふわふわし過ぎずしっとりもっちり。大福の餡よりも少しだけ糖度を上げた、コクのある粒餡とよく調和します。
しっとりどら焼

「しっとりどら焼」(1個150円(税抜))

小判型に焼いた生地で粒餡を挟んだ「しっとりどら焼き」。適度な大きさで、ちょっとだけ甘いものを食べたいという人にもおすすめです。

しっとり栗どら

「しっとり栗どら」(1個190円(税抜))

粒餡と大粒の栗を挟んだ「しっとり栗どら」は、食べ応え十分。

そのほか「とろりわらび餅」や「手づくり最中」、抹茶の風味の濃厚な「抹茶ババロア」なども並びます。


パッケージ

数字の「一」と横から見た小豆をモチーフにした店のロゴ


「抹茶ババロア」を除き、昔ながらの和菓子を作る「いちや」。客層は様々で、ときにはかわいらしい小学生の一団が、1人1個ずつ大福を買っていくこともあるというのは住宅街ならでは。

最近「若い人の和菓子離れを防ぐため」とチョコレートや生クリームを用いたり、洋をモチーフにしたりする和菓子を随所で見かけるようになりました。新しい味としては楽しいけれど、残念ながら本当の意味で和菓子離れを防ぐことにはつながらず、むしろ伝統の和菓子が消えたり姿を変えたりする一因になりかねないのではと常々感じてきました。

「いちや」の人気ぶりに、伝統の和菓子を飛び切り美味しくセンス良く作ることこそ和菓子人気を高めることに繋がるのだなとしみじみ。日本人の伝統的な食文化がユネスコ無形文化遺産に登録された今だからこそ、和菓子も大切に伝えたいものです。伝統の和菓子で支持される新店の価値を思います。

■ 『いちや』(ホームページなし)
所在地:東京都墨田区東向島2-34-10
東武伊勢崎線・亀戸線「曳舟」駅から徒歩約4分
電話: 03-3612-0724
営業時間:9:00~18:00(但し売り切れ次第閉店)
定休日:火曜日
地図:Yahoo!地図情報 

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