ふたりで学ぶマネー術/ふたりで学ぶマネー術

子どもの習い事のために家計をどう見直す?(3ページ目)

「子どもが小さいうちにいろいろなことを体験させて、才能や興味がある分野を伸ばしてあげたい」と思う親御さんは多いです。スポーツ、芸術、英語、ダンスなど、子どもの可能性は無限大ですが、かけられる予算には限りもあり、悩みどころ……。今回は、最新の習い事事情と家計の見直しについて解説します。

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

  • Comment Page Icon

子どもの可能性は無限だけど、予算は限りがある……費用の捻出どうしてる?

パートの時間を増やしたいけど、送り迎えもあるしな……

パートの時間を増やしたいけど、送り迎えもあるしな……

p.1p.2とスポーツ系、芸術系に分けてかかる費用などを紹介しましたが、何の習い事を習わせたらいいか、悩むところです。「健康や体力づくりのためにスイミングはさせたい」「情操教育のために芸術も体験させたい」「英語で苦労させたくない」「授業も始まるからダンス教室に通わせたい」という想いのほか、「小さいうちにいろいろな機会を与えて、才能や興味がある分野を伸ばしてあげたい」と願う方もいらっしゃるでしょう。子どもの可能性や親の願いは無限にありますが、予算は限りがあるのが辛いところ……。世間の親御さん方は、どのように習い事の費用を捻出しているのでしょうか……。

アクサダイレクト生命「子どものおけいこ事に関する意識調査」によると、「家計に占めるおけいこ費用は、世帯の年収に関係なく、平均6.3%」で、子どもにおけいこをさせる上での悩み事として、6割近くの人が「費用がかさむ」と回答しているそうです。年収に関わらず、悩みは共通しているのですね。費用を捻出するためにやっていること、として上位の方法は、以下のとおりです。

アクサダイレクト生命「子どものおけいこ事に関する意識調査」をもとにガイド平野が表作成

アクサダイレクト生命「子どものおけいこ事に関する意識調査」をもとにガイド平野が表作成


全体的に、食費やレジャー費、光熱費、通信費など、日常生活費を節約することが中心のようです。また、「自分の小遣い減額」(18.0%)や「自分がパートに出る」(13.1%)などが、「夫の小遣いの減額」(9.0%)よりも多く、妻がなんとかやりくりをしている様子が目に浮かびます。一方、「保険の見直し」(7.4%)や「住宅ローンの見直し」(2.3%)など、節約効果が高い見直しについては、あまり行われていないことが分かりました。

毎月の費用が、日常生活費の見直し程度で賄える場合は、これでもやっていけるかもしれませんが、複数の習い事をかけ持ちする場合などは、日常生活費の節約だけでは限界があります。また、これから高校・大学と教育費がかさむ時期に備える必要もありますので、この機会にライフプランを作り、節約効果が高い見直しをしてみることをお勧めします。子どもの習い事をきっかけに、家族の会話や楽しみが増え、夫婦で家計管理の意識も共有できるといいですね!

【関連リンク】
消費税アップに負けない家計戦略
住宅ローン、借り換える際の3つのポイント
夫婦で考える生命保険、必要保障額はいくら?
子どもの習い事、いくらかける?
子どもの塾や教材費、いくらかける?
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます