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子どもの習い事のために家計をどう見直す?(2ページ目)

「子どもが小さいうちにいろいろなことを体験させて、才能や興味がある分野を伸ばしてあげたい」と思う親御さんは多いです。スポーツ、芸術、英語、ダンスなど、子どもの可能性は無限大ですが、かけられる予算には限りもあり、悩みどころ……。今回は、最新の習い事事情と家計の見直しについて解説します。

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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芸術関係の習い事の人気TOP10とかける費用

芸術関係の習い事も体験させてあげたいな。

芸術関係の習い事も体験させてあげたいな。

次に、芸術系の習い事について見てみましょう。人気上位10位までの種目と月当たりの平均費用は、以下の表のとおりです。

芸術系も、人気の順位は前回(2009年)の調査とあまり変わりませんでした。月あたりの平均費用は、芸術活動全体としては、月1,900円で、前回より300円減少しています。「合唱/コーラス」や「茶道」「華道/フラワーアレンジメント」など、月1,000~2,000円でできるものもありますが、「楽器の練習・レッスン」の6,700円や「バレエ」9,900円などもあり、スポーツ系よりも種類による差が大きいように感じました。
Benesse教育研究開発センター「学校外教育活動に関する調査2013」よりガイド平野泰嗣が表作成(クリックすると拡大表示されます)

Benesse教育研究開発センター「学校外教育活動に関する調査2013」よりガイド平野泰嗣が表作成(クリックすると拡大表示されます)


学校段階別にみると、スポーツ系の場合は、例えばスイミングは中学になると活動する人が減ったり、テニスや野球などは中学になって始める人が増えたりします。一方、芸術系の場合は、楽器の練習や絵画など、中学、高校になっても活動している人の割合は大きく減ることがないように感じました。統計上、同じ人が継続しているかどうかは不明ですが、「体の成長や部活動・受験勉強に合わせて習い事を続けるか考える」「高校・大学受験頃まで続ける可能性がある」など、習い事の費用を長い目で見積もる際に、参考になるデータではないかと思います。

>>子どもの可能性は無限だけど、予算は限りがある……費用の捻出どうしてる?
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