企業のIT活用/IT経営の基礎知識

パソコンの買い替え後、さくっとデータを移行するには(3ページ目)

1年の中で最もパソコンの出荷台数が増えるこの時期。新しく買ったパソコンを快適に使うには、今までのパソコンで使っていたデータやソフトの引っ越し作業が必要です。今回は、ソフトを移行する際の手順と注意点、およびデータを移行する3つの方法(手動、無料ツール利用、有料ツール利用)と、お勧めの有料ツールの特徴についてご案内します。また、クラウドを活用したデータ移行についてもお伝えします。

長谷川 渉

執筆者:長谷川 渉

企業のIT活用ガイド

データの引っ越し、3つの方法

次に、データ移行にはどのような方法があるのか見てみましょう。

■手動でバックアップ、移行する
USBメモリや外付けハードディスクなどに直接、古いパソコンのデータをコピーし、新しいパソコンに移す方法です。

データ量が多いと時間と手間がかかりますが、移行するデータを自分で選別・整理したいときに便利です。

■無料ツールを使う
Windowsの場合、ソフトの移行はできませんが、パソコンに標準搭載されている「Windows転送ツール」を利用する方法があります。

以下、移行できるデータの種類は手動での作業時と同じですが、より簡単に移行できます。
  • パソコンのユーザーアカウントと設定
  • インターネットの設定、お気に入り、およびクッキー
  • 電子メールの設定、アドレス帳、およびメッセージ
  • マイドキュメント内のファイル
  • マイピクチャ内のファイル
  • マイミュージック内のファイル
Windows転送ツールを使う前に、対応OSのバージョンをチェックしよう

Windows転送ツールを使う前に、対応OSのバージョンをチェックしよう

転送の際には、外付けハードディスクかUSBメモリを使うのがお勧めですが、市販の転送ツールケーブルを使う、あるいはLAN接続(要設定)で移行する方法もあります。

なお、Windows 8.1のWindows転送ツールはWindows XPに対応していませんので、XPから8.1への移行したい場合は、次にご紹介する有料ツールを使用

ちなみにMacの場合は、Time Machineという内蔵バックアップ機能を使ってデータのバックアップを作成し、そのバックアップデータから新しいパソコンへデータを移行(復元)するという手順になります。
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