企業のIT活用/IT経営の基礎知識

パソコンの買い替え後、さくっとデータを移行するには(2ページ目)

1年の中で最もパソコンの出荷台数が増えるこの時期。新しく買ったパソコンを快適に使うには、今までのパソコンで使っていたデータやソフトの引っ越し作業が必要です。今回は、ソフトを移行する際の手順と注意点、およびデータを移行する3つの方法(手動、無料ツール利用、有料ツール利用)と、お勧めの有料ツールの特徴についてご案内します。また、クラウドを活用したデータ移行についてもお伝えします。

長谷川 渉

執筆者:長谷川 渉

企業のIT活用ガイド

ソフトウェアの移行手順

データの移行は、基本的に新しいパソコンにファイルやフォルダをコピーするという形になりますが、ソフトの場合は、新しいパソコンにインストールし直す必要があります。

インストールにあたっては、新しいパソコンのOSが今まで使用していたパソコンのOSと異なる場合、メーカーのWebサイトなどで、新しいOSでも正常に動作するのか、また、新しいOSに対応するアップデートが出ていないかを確認しましょう。

問題がないようであれば、ソフト購入時に付属していたディスクやマニュアル、ライセンスキーを用意し、移行作業に移ります。

WordやExcelといったOffice製品であれば、移行手順は次の3ステップになります。

  1. 今まで使っていたパソコンからOffice製品をアンインストール
  2. 新しいパソコンにOffice製品をインストール
  3. 新しいパソコンでライセンス認証

キーワード検索のほか、製品別に問題解決のヒントが探せる

キーワード検索のほか、製品別に問題解決のヒントが探せる

ライセンス認証の手順など、詳細はマイクロソフト社のサポートページにも紹介されています。トラブルの際には問題解決の方法も検索できますので、心強いですね。

ただし、パソコン購入時にプリインストールされていたソフトは、他のパソコンで使用しないことを条件に安く提供されているため、新しいパソコンでは使用できません。この点は注意が必要です。

なお、プリンターのデバイスもソフトの一種ですが、Windows 8の場合、通常はパソコンとプリンターをつなげると、自動的にOSに搭載されているプリンタードライバーがインストールされ、すぐに利用できるようになります。
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