企業のIT活用/IT経営の基礎知識

パソコンの買い替え後、さくっとデータを移行するには

1年の中で最もパソコンの出荷台数が増えるこの時期。新しく買ったパソコンを快適に使うには、今までのパソコンで使っていたデータやソフトの引っ越し作業が必要です。今回は、ソフトを移行する際の手順と注意点、およびデータを移行する3つの方法(手動、無料ツール利用、有料ツール利用)と、お勧めの有料ツールの特徴についてご案内します。また、クラウドを活用したデータ移行についてもお伝えします。

長谷川 渉

執筆者:長谷川 渉

企業のIT活用ガイド

新しいパソコンを快適に使うには

毎年、新年度目前の3月に出荷台数のピークを迎えるパソコン(JEITA:社団法人 電子情報技術産業協会「パーソナルコンピュータ国内出荷実績」より)。

2007年度からのパーソナルコンピュータ国内出荷実績が閲覧できるJEITAのHP

2007年度からのパーソナルコンピュータ国内出荷実績が閲覧できるJEITAのHP

今年は、消費増税とWindows XPのサポート終了を4月に控えていることもあり、例年以上にパソコンの購入を検討されている方が多いのではないでしょうか。

パソコンを新しく購入した場合、今までのパソコンで使っていたデータやソフトウェアなどを、新しい環境でも同じように使うためには、データやソフトの移行作業をしなければなりません。

移行の考え方自体は、家の引っ越しと同様、とてもシンプル。つまり、必要なものは移動させ、要らないものは捨て、新たに必要なものは改めて購入する、という流れになります。

実際の移行の手順としては、概ね以下の通りです。

  1. メールの設定とメールデータの移行
  2. ソフトウェアのインストール
  3. 文書ファイルや画像ファイル等のデータ移行
  4. ブラウザで保存した「お気に入り」(ブックマーク)、日本語入力システム (Microsoft IME) に登録した辞書などの移行

上記の中で、1・3・4はデータの移行、2はソフトの移行になります。
  • 1
  • 2
  • 3
  • 5
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます