ノルウェー/ノルウェー基本情報

ノルウェーのエリアガイド

スカンジナビア半島の西側に位置する北欧ノルウェー。国土は南北に細長く、西部の海岸線にはフィヨルドが発達しています。人口の大部分が集中する首都オスロ、西部フィヨルド地帯、オーロラ観測ができる北部の北極圏では自然のかたちや観光の特色も大きく変わります。公的分類では19の県に分かれますが、今回は旅行者向けに、知っておくと便利なノルウェーのエリアをまとめてみました。

鐙 麻樹

執筆者:鐙 麻樹

ノルウェーガイド

ノルウェーのエリア

ノルウェーのエリアガイド

ダイナミックな大自然が魅力のノルウェー。旅行者に人気があるエリアはフィヨルドやオーロラが観測できる観光都市。見どころの多いエリアをおさらいしてみよう Photo: Haavard Myklebust/visitnorway.com/Innovation Norway

ノルウェーはスカンジナビア半島の西側に位置しています。東はスウェーデン、フィンランド、ロシアとの国境、西は大西洋に面している、自然が美しい国です。面積は38万5199平方キロメートル。日本が37万7930平方キロメートルなので、日本とほぼ同じ面積です。

南部にある首都オスロに人口の大部分が集中し、北部に向かうほど羊などの動物の数が多くなってきます。国土は南北に細長く、西部の海岸線には美しいフィヨルドが発達しています。

ノルウェーは公的分類では19の県に分かれますが、今回はガイドの独断で、旅行者が知っておくと便利なノルウェーのエリアを簡単に分類してみました。

最新トレンド発信地、首都オスロ

オスロ

王宮へと続く大通りのカール・ヨハン通り Nancy Bundt - Visitnorway.com/Innovation Norway

南部に位置する首都オスロは、オスロフィヨルドの奥に位置している、自然が多いゆったりとした時間が流れる街です。中心地にある中央駅から王宮まで続くカール・ヨハン通り周辺ではビジネスマンから旅行者まで多くの人々が行き交います。また海外からの移民も多く受け入れているので、人種のるつぼともなっています。

美術館なども多く点在し、観光客のお目当てはなんといっても画家エドヴァルド・ムンクの代表作『叫び』。ヴァイキング船博物館などの観光スポットのほかに、オスロはここ数年で食やデザインなどの新しい流行の発信地、またライフスタイルや福祉制度のあり方などの暮らしの側面でも注目を集めています。特にオスロフィヨルド沿いは開発が進んでおり、観光都市として大きな飛躍が今後期待されます。

オスロではフィヨルドやオーロラは見ることができませんが、最新トレンドの街としてぜひ1日でも訪れておきたい場所です。詳しくは「オスロのエリアガイド」にて。

フィヨルドと美しく可愛い町並み、ベルゲン

ベルゲン

世界遺産に登録されている屋外家屋ブリッゲン Photo: Andrea Giubelli - Visitnorway.com/Innovation Norway

オスロに続いて第2の規模の都市であるベルゲン。夏になると日本からの限定の直行便も飛んでおり、多くのフィヨルド観光客が訪れる美しい町です。建築物もオスロとは一味違っており、カラフルで可愛い色合いの木造の建物が目立ちます。特にユネスコの世界文化遺産に指定されている木造家屋のブリッゲンは必見!

ベルゲンはソグネフィヨルドの観光拠点として知られており、夏には世界中からの観光客がフェリーや列車で押し寄せます。また、オスロへは飛行機でも移動できますが、2都市を結ぶ「ベルゲン急行」はフィヨルドを見ながらのんびりとノルウェーの大自然を楽しむことができるため大変人気があります。
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