美容食・インナービューティー/美容食

冬のあったかビューティ鍋!「からつ薬膳鍋」

一段と寒さがつのる2月。美容の大敵・冷えを解消するには鍋がおすすめ! 「食べた途端、ポカポカしてキレイになれる!」と、いま評判をよんでいる、佐賀県唐津市の宿泊施設で楽しめる「からつ薬膳鍋」。薬膳鍋というと、火鍋をイメージしがちですが、こちらはマイルドで薬のクセもない、「和風鍋」。美肌、アンチエイジングにもうれしい「美女鍋」の秘密をご紹介します!

池田 陽子

執筆者:池田 陽子

美容食・インナービューティーガイド

漢方ゆかりの地・唐津で、漢方薬局監修による地元の海・山の幸を使った、おいしい「薬膳鍋」

7種類の生薬を使った鍋

7種類の生薬を使った鍋

玄界灘に面した佐賀県唐津市は奈良・平安時代、遣唐使船が中国大陸へ出船した港があったところ。そして遣唐使たちは、中国からさまざまな生薬を日本に持ち帰り、日本に中国医学が普及していきました。

そんな漢方ゆかりの地・唐津市内の12の宿泊施設では、毎年冬季、美と健康にうれしい「からつ薬膳鍋」を提供しています。宿ごとに、地元の旬の海の幸や山の幸を使った鍋は、材料も味付けもそれぞれ異なり、バリエーションもさまざま。いろいろな味わいを楽しみながら美しくなれるのも魅力です。

唐津市旅館協同組合の立花研一郎理事長は「遣唐使の歴史をもつ、唐津の地にお越しになられたお客様に、旅の癒しとともに心と身体も元気になれる、『東洋のエッセンスが溶け込んだ鍋を提供したい』と思いスタートしました」と語ります。

薬膳鍋は漢方薬局の監修。冬は冷えることで、身体のトラブルを引き起こしがち。全身を温め、血行を促進する生薬を使用し、唐津の旬の食材のエキスと生薬で、お肌にもうれしい鍋を目指して作成したそうです。生薬を使っていますが、唐津の素材のいきた鍋の味を壊さないように仕上げてあります。それぞれの旅館ごとに、得意とする鍋の出し汁に薬効を溶かしこんであるので、いろいろなお鍋を楽しめるのも「からつ薬膳鍋」の魅力です。

1年でいちばん冷え込む冬は血液の循環が悪くなることで、肌荒れ、顔色のくすみと肌トラブルが続出。そのうえ、冬はアンチエイジングの要である、中医学で「腎」とよばれる臓器の働きが、冷えによって低下しがち。そう、冬は1年で最も老け込みやすい季節なんです! 

そんな季節にありがたい「からつ薬膳鍋」。どんな生薬を使っているのでしょう?

冷え解消&若返り&美肌にうれしい生薬が溶け込んだ出し汁

薬膳鍋には、7種類の生薬をブレンドして使用しています。
薬膳鍋に使われる生薬

薬膳鍋に使われる生薬



■黄耆(おうぎ)
マメ科の植物の根を乾燥させたもの。新陳代謝を高め、肌のキメを美しくする効能も。

■紅参(こうじん)
高麗人参を蒸して乾燥させたもの。身体を温め、滋養強壮に優れ、全身の機能をアップ。

■乾姜(かんきょう)
生姜を蒸して乾燥させたもの。寒さを追い払い、四肢の冷えをしっかり改善。

■海松子(かいしょうし)
松の実。中国では「仙人の食」といわれ、老化防止におすすめ。また全身に潤いを与え乾燥肌、シワを改善するパワー大。

■枸杞子(くこし)
クコの実。腎を補いアンチエイジング、美肌、美髪に優れた効能があります。

■紅花(べにばな)
血行を促進する効果が高く、美白、クマにもおすすめ。

■山薬(さんやく)
ヤマイモ。胃腸を丈夫にして吸収力を高め、体力をアップ。腎を補いアンチエイジング、しっとり潤いのある美肌づくりにも優れた効果があります。からつ薬膳鍋では、唐津産有機栽培の自然薯(じねんじょ)が使われています。

身体を温める生薬、血行を促進する生薬、そしてアンチエイジング効果のある生薬、美肌をつくる生薬のオンパレード! それぞれの効能が組み合わさって最大の効果をはかれるようバランスよく配合されています。なんと、鍋のあとには出汁で煎じた生薬を刻んで入れた「薬膳雑炊」まで提供! さらなる美女化をはかれる鍋アフターなんて、うれしすぎ!!

次のページでは、「からつ薬膳鍋」のなかから、美容パワー食材を使った、2種類の鍋をご紹介します。
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