チャットに慣れていない社員をどうするか
チャット機能はパソコン創世記からありパソコン通信では日常的に活用されたツール
※パソコン通信Nifty-Serveではチャットを「CBシミュレータ」と呼んでいました。チャットを市民無線(CB)にみ見立てたところから名づけられました。
メールには慣れていますが、チャットはそれほど身近ではありません。コミュニケーションのレベルにあわせてツールを使い分けしましょう。メンバー全員が使いこなせるコミュニケーションツールを選ぶ必要があります。
プライベートな雑談はFacebookで、緊急な要件は電話。取引先とはメール、社内連絡でチャットに慣れていない社員が多ければグループウェアやメーリングリストを検討しましょう。
上意下達や報連相(報告・連絡・相談)など、いわゆる縦方向のコミュニケーションにチャットは向いていません、横方法のフラットなコミュニケーション向きですので、コミュニケーションの種類によってもツールを検討しましょう。
会議前にチャットでアイデア出しをしておく
会議前にチャットでアイデア出しをしておく
一人でアイデアを出すなら三上でかまいませんが、集団でアイデアを出すならブレインストーミングを行います。ブレインストーミングとは集団でアイデアを出し合う技法で3セズ(批判セズ、議論セズ、説明セズ)を守りながらアイデアを出していきます。人のアイデアに便乗することも大切で、他人のアイデアを改良するのでもOK。ブレインストーミングは発言の経過が残るチャット向きです。チャットを使って事前にある程度、メンバーでアイデアを出し合い、残りを会議で討議すれば実りが多い会議となります。
事前の打ち合わせはチャットでなるべくすませておき、実際の会議は会って話さないといけないことだけに論点をしぼって議論します。ただし根回しは相手の反応を見ながら、話をしなければならないのでチャットで行わず社内をまわりましょう。
チャットを活用した講座が行われる時代に
チャットを活用した講座が行われる時代に
授業のやり方が大きく変わり、反転授業に移行しつつあります。反転授業とは、大教室で行っていた説明型授業をオンライン教材にして事前学習(宿題)にします。教室では演習や応用課題など対面でしかできないことや他の学生と協同で取り組む形態の学習をします。
大学の単位とは本来、教室での授業と授業の事前・事後の準備学習・復習をあわせて単位を与えることを前提にしていますが有名無実化していました。オンライン授業の登場により学生にとっては大変ですが、本来の学習に戻りつつあります。
オンライン授業ですので学生は世界中に散らばっています。講義に対する質問や受講生どうしの議論で使われるのがチャット。まだまだ過渡期ですが、これから会社に入ってくる新入社員はチームでのコミュニケーションにチャットでの議論が当たり前という世代が増えていきます。
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