ミルクティー、牛乳と紅茶のコクが出会って生まれる最高のハーモニー!
紅茶にたっぷりの牛乳を加えて飲むミルクティー。マイルドな味わいで、気持ちも穏やかになります。静かな夜や寒い季節にまったりしたいなら、ミルクティーがおすすめです。 紅茶は苦手という方が最も多く挙げられる理由が、その渋み。“紅茶の渋み”は、紅茶の特徴で良さでもあるのですが、残念なことに、苦手の方の多くはその渋みが原因で紅茶を避けているようです。ところがこの渋み、ミルクティーを作るには都合がいいのです。紅茶の渋み成分はタンニン。タンニンを多く含む紅茶はミルクを入れると、ミルクの成分がタンニンの渋みを包み込み、その分とてもまろやかな味わいとコクがうまれます。その味わいがほっと穏やかな気持ちにさせてくれるのです。
今回は数多くの紅茶の種類のなかから、どの茶葉がミルクティーに合うのかをご紹介します。
ミルクティーに合う紅茶の種類はアッサム、ウバ、スリランカ等
茶葉が細かいものは抽出もはやい
インド北東部に広がる茶産地。ストロングな紅茶は、まさにミルクティーにふさわしい茶葉。CTC(右の写真参照)という粒状に仕上げられた紅茶が多く作られていますが、リーフタイプの紅茶もどちらもミルクティーによく合います。
※ファーストフラッシュなど、一部の紅茶はストレートの方が向いている場合もあります。
ウバ、ディンブラ、ルフナ(スリランカ)
日本でもスリランカのお茶産地名としてよく知られるウバやディンブラ、さらにはルフナなど、スリランカ産はミルクティーにしてもよく合います。全般的に香りと味のバランスが良く、紅茶のイメージというとスリランカの紅茶ともいえるほど。
ヌワラエリヤなどのスリランカ高地産の紅茶の中にはストレートの方が向いている場合がありますが、スリランカ産はミルクティーに合うものが多いと考えてよいでしょう。
ケニア
20世紀初めにインドからお茶の木が運ばれ、急速にお茶の栽培が拡大した国ケニア。そのまろやかさとコクが、ちょうどミルクティーにぴったり。茶葉はCTC(粒の形状)が多く、熱湯で入れると短時間で紅茶の成分がよく抽出されます。ケニアのほか、タンザニア、ウガンダなどの他のアフリカ諸国産もミルクティーに合います。
複数の産地からブレンドされるブレックファスト系、ブリティッシュ系
あるいは、ブリティッシュ系も合うと思います。英国では、紅茶といえばミルクティーが主流ですから、アフタヌーンティーブレンドなど、ミルクに合う紅茶ブレンドが多数取り揃えられています。
いくつかの紅茶の種類を試してみて、自分好みのミルクティーを見つけて楽しんでください。
【関連記事】