ハーブティー/ハーブティーの種類

ジンジャーティーの作り方!コツはショウガの使い分け

ショウガを使ったジンジャーティー(生姜紅茶)は冷え対策としても安定した人気。入手もしやすく、使わない手はありませんよ。生ショウガ、チューブ入りのショウガ、乾燥ショウガなど、さまざまなタイプで市販されているこの人気のスパイスを使ったジンジャーティーの簡単な作り方をご紹介します。

桑原 珠玉

執筆者:桑原 珠玉

紅茶ガイド

ショウガをきかせたジンジャーティー!冷え対策、代謝促進にも

保存性の高い乾燥ショウガと香りもよい生ショウガ

保存性の高い乾燥ショウガと香りもよい生ショウガ

ピリッと刺激的な味が特徴的なショウガ。食用として生ショウガ(生姜・ショウキョウ)と乾燥ショウガ(乾姜・カンキョウ)があります。日本やアジアでは、生ショウガを用いることは珍しくありませんが、ヨーロッパなどでは、乾燥ショウガのほうが一般的とか。

日本では、生、乾燥のどちらを手に入れるのも難しくありません。特にドリンク用にはどちらでも簡単に利用できます。それぞれに特長があるので楽しく使い分けてみてください。ハーブティーや紅茶に加えて冷え対策になるのでおすすめです。
香りづけやソースとしてなど、昔から料理に幅広く使われてきたショウガ

香りづけやソースとしてなど、昔から料理に幅広く使われてきたショウガ

■ショウガ
科名:ショウガ科
学名:Zingiber officinalis
根の形状が「角の形」を意味するサンスクリット語Sringaveraに由来しているとか。
原産:熱帯アジア、インド
産地:日本、インド、アフリカ、中国、韓国、台湾、ベトナム、西インド諸島など
使用部位:根茎
作用:健胃、代謝促進、発汗、鎮吐、去痰、解熱、抗酸化、消炎など


ジンジャーティーの作り方!香りと味、優先度で使い分け

生のショウガを茶葉に加えてジンジャーティーを作ると、香りは強く、心地よい味わいに。乾燥ショウガを加えると、香りは弱いため、シャープな味をダイレクトに楽しむことができます。

■生のショウガで作るジンジャーティー

お茶に”香り”をより求めるならば、生のショウガをスライスして、ハーブティーや紅茶を入れるときに加えるのが一番!

作り方は、茶葉を必要量ほど用意して、生ショウガを薄くスライスしたものをカップ1杯につき2枚程度一緒に加えて熱湯を注ぐだけ。熱湯量は茶葉の量に準じます。ショウガの香りはすがすがしく、味については乾燥ショウガよりずっとマイルドです。
香り豊かなジンジャーティー

ショウガを薄くスライスしたものを紅茶の茶葉と一緒に入れるだけ。香り豊かなジンジャーティーができます


■乾燥ショウガで作るジンジャーティー

刺激的な味わい”をより求めるなら、乾燥ショウガ(粒状)をハーブティーや紅茶を入れるときに一緒に加えるか、ショウガパウダーを後入れするのがいいでしょう。
写真左は粉状のショウガ、写真右は粒状のショウガ。手に入れやすいのは粉末タイプ

写真左は粉状のショウガ、写真右は粒状のショウガ。手に入れやすいのは粉末タイプ

使い方は、乾燥ショウガ粒状なら、お茶にブレンドして一緒に熱湯で浸出させます。通常より長めに浸出するのがコツです。
ティーカップ2杯分に対して、ティースプーンの先に少量取る程度でも十分。お好みで加減してください

ティーカップ2杯分に対して、ティースプーンの先に少量取る程度でも十分。お好みで加減してください

ショウガパウダーなら、お茶を入れたあとにお好み量加えてください。ショウガパウダーは極少量でも十分で、蜂蜜などの甘みを足すと飲みやすくなります。
粉状のショウガはお茶を入れたカップに後入れ

粉状のショウガはお茶を入れたカップに後入れ


すべての素材においていえることですが、同じものを摂取しすぎることは体によいことばかりではありません。妊娠中の方、また胆石のある方は使用量には気を付けてお使いください。

【参考】日本メディカルハーブ協会監修「メディカルハーブ 安全性ハンドブック」
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