「賛成・反対」の英語……はっきり言えば良い?
「賛成・反対」の英語
このような事態を避けるためにも、特に「賛成」や「反対」を表明する意見の言い方は、「決まり文句」を使うのが得策です。日常会話はもちろん、ビジネスでも使える表現を学びましょう。
賛成の決まり文句
1. Exactly!(その通り!)
exactは「正確な、的確な」という意味を持っているので、相手の言うことに、文句なしに賛成する時に使うのにぴったりな決まり文句です。
2. That's the way I feel.
(私もそう感じています。)
the wayは「その方法、やり方」という意味です。相手の考え方と自分も同じだというニュアンスが出せます。
3. I suppose so.
(そうかもしれませんね。)
I suppose......は、「多分そう思う」という意味ですので、1や2の「積極的」な賛成表現とは違って、「消極的」な賛成を表すものです。
4. I partly agree.
(部分的には同意します。)
partlyという単語からわかるように、全面的には賛同出来ないけれど……という時にうってつけの表現です。
5. I guess I have to agree with you.
(どうやらあなたの言い分の方が正しいようです。)
have toは「~せざるを得ない」という意味ですから、1や2の全面的な賛成の決まり文句と違って、賛成せざるを得ないというニュアンスです。
TPOに合わせたYes/Noを使いましょう
反対の決まり文句
1. I'm afraid I can't agree.(残念ですが同意出来ません。)
I'm afraid(残念ながら)は、Noを柔らかく伝えるのに非常に便利です。Noを婉曲的に伝える日本人にもぴったりの決まり文句です。I can't agree, I'm afraid.と順番を変えて言っても大丈夫です。
2. Up to a point I agree with you, but......
(ある程度は賛成ですが、やはり……)
この表現も、相手に直接的にNo!を突きつけずに済む柔らかなニュアンスを出せる決まり文句です。ある程度の賛意をはじめに見せている分、そのあとでズバリと自分の意見が言える良さがあります。
3. Let's agree to disagree.
(お互いに意見が合わない、という点で同意しませんか。)
どうしてもお互いの意見が平行線ということはあるものです。特に、異文化の人々とのやり取りでは、話がまとまらないというのは悪いことではないと覚えておきましょう。
これ以上対立した感じにしたくない時にも、さっとその場の空気を変えられる便利な表現です。ぜひ笑顔で言って下さいね。「相手との良好な関係は保ちたいが、ここは譲れないんだよね」というニュアンスが出せます。
まとめ
ニュアンスの違う「賛成」と「反対」の決まり文句を知っていれば、思わぬ誤解を生まずに済みます。相手の「賛成」や「反対」がどの程度どのような意味の表現なのか?に注意出来ますから、より円滑なコミュニケーションが取れるようになれます。また、自分の気持ちにより近い表現を選んで、相手に伝えることが出来るようになります。きょうから早速使ってみてくださいね!【関連記事】