「無線LANルータ」などのルータとは
無線LANのパッケージなどに「無線LANブロードバンドルータ」と記されていることがあります。また、ショップへ行くと「ルータ」というコーナーがよくあります。最近よく耳にするルータとはいったいどのような機器でどのような機能があるのでしょうか。
ここでは、初心者の方にも分かりやすいように解説しましょう。
<目次>
ルータの役割・機能
ルータには次のような機能があります。- 複数のコンピュータで、ひとつのインターネット回線を共有する
たとえば、下のイラストのAコンピュータから送信要求があったとき、サイト側から返ってきたデータをAコンピュータに送るという機能があります。
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ルータを使えば、複数のコンピュータでひとつのインターネット回線を使うことができます
- IPアドレスの割り振り
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ルータは各コンピュータにIPアドレスを重複なく割り振ります
なお、特に高速回線でインターネットにつなぐときに使うルータを「ブローバンドルータ」と言いうこともありますが、現在ではそれが主流なので単にルータといってもブロードバンドルータを指します。
ルータには、機器を接続する端子が5ポート程ありますが、足らなくなったらスイッチングハブという機器を利用して増設してください。
スイッチングハブとは「ルータからのLANケーブルを束ねる機器」
スイッチングハブとは、ひとつのネットワーク内において、コンピュータに接続されているLANケーブルや、ルータからのLANケーブルを1箇所で束ねるための機器です。スイッチングハブとルータを接続すると、ほかの機器との橋渡しになり、機器を接続する端子の数を増やすことができます。
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スイッチングハブは、現行商品であれば、どのメーカーの製品でも性能的に大差はありません。ただ、次の点に注意して、目的にあった製品を選んでください。
- 接続ポートの数は余裕を見て多めの製品を購入する
- 設置レイアウトに注意する
机上に置くのに、表面にポートがある製品を購入するとLANケーブルを前から接続することになり、ケーブルの取り回しが難しくなります。
- ネットワークの速度に合わせた製品を選ぶ
- 音が気になるならファンレスの製品を選ぶ
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