起業・会社設立のノウハウ/フリーランスになる

青色申告 複式簿記って何?!(2ページ目)

青色申告で65万円の控除を受けるときに義務づけられている複式簿記。控除があるならやってみたいけど。。。でも、なんか難しそう。そんな個人事業ビギナーも多いかと思います。青色申告を選択する前に、どんなものかをまず知っておきましょう。

中野 裕哲

執筆者:中野 裕哲

起業・独立のノウハウガイド


貸借対照表と損益計算書を作るのがゴール

複式簿記の最終ゴールとして作成するのは2つの表。貸借対照表と損益計算書です。個人事業主としては、複式簿記のルールに則って貸借対照表と損益計算書を正確に作成すること、それをもとに正しい税務申告をすることがゴールといえるでしょう。また、これらの表からさまざまなことを読み取り、経営に活かせるようになることも重要です。

■貸借対照表(Balance sheet、略称B/S)
ある一定時点(決算書であれば決算期末日)現在の資産や負債の残高を表す表です。資産は左側、負債と資本は右側に記載します。左側の合計と右側の合計が必ず一致(=バランス)するため、バランスシートとも呼ばれています。

左側(資産)は事業で使用している資産がそれぞれいくらずつあるかの内訳表です。これに対し、右側(負債と資本)は、それらの資産を得るにあたり、どのような手段で資金調達をしてきたかを表します。

損益計算書(Profit and Loss Statement、略称P/L)
1年間の収益(売上など)、費用(必要経費など)、そしてその差し引きから求められる利益または損失を表す表。儲かったのか、損したのか、その内訳は何かなど、経営成績を表す表です。

貸借対照表と損益計算書が複式簿記のゴール

貸借対照表と損益計算書が複式簿記のゴール



個人事業の始め方を本にまとめました!

個人事業での開業は海外への一人旅のようなもの。十分な準備もせずに出発してしまえば、遭難したりトラブルに巻き込まれたりしかねません。日頃の経理以外にも、事業計画書の作成、資金調達、許認可、人事労務、各種届出、税務申告など、幅広い知識を身につけておく必要があります。

そこで、個人事業主としてこれから一人旅に旅立つ方を導くガイドブックとして、ガイドが監修した書籍が発売となりました。「オールカラー 個人事業の始め方」です。全ページフルカラーで基本的なところからわかりやすく解説しています。ぜひ、こちらもご活用ください。


【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で起業関連の書籍を見るAmazon で起業関連の書籍を見る
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます