ベルギー/ブルージュ

ぶらりと見て歩くブルージュ観光(4ページ目)

14世紀に西ヨーロッパ最大の港町として栄え、その後忽然と眠っってしまったような天井のない美術館ブルージュ。ただぶらりと見て歩くだけでも、タイムスリップ感覚を充分満喫できます。

栗田 路子

執筆者:栗田 路子

ベルギーガイド

ボート、馬車、ミニバスによるシティ・トリップ

(c)milo-profi/visitflanders

遊覧ボートはブリュージュ観光の目玉

ブルージュは、北のベニスとも言われ、運河とボートが市民や商業の交通手段となっていました。今でも残る運河網を利用して、ボートで巡るツアーが観光の目玉ともなっており、街のあちらこちらに船着き場があります。

夏の暑い時、歩くのは疲れた時など、ボードに揺られて、水面から街を眺めてみると、歩いて見るのとはまた一味違った風情を楽しむことができるのでお奨めです。運河にかかる低く古い橋の下をくぐり抜け、当時の人々の見たブルージュに思いを馳せてください。メムリンク美術館の横から出発するボートは、日本人が集まると日本語による案内も流してくれます。

<DATA>
■Boot (遊覧ボート)
所要時間:30分
料金:7.6ユーロ 下船する際に船頭さんに50セントほどチップを
運航日・時間:3~11月まで10:00~18:00
※観光シーズン、とくに天気のいい時は、列ができるので注意

マルクト広場から出る馬車も、ヨーロッパらしい思い出作りには一役買ってくれるでしょう。馬車に揺られながら、石畳に響く軽快な蹄の耳に心地よく情緒たっぷり。ベギン会院でいったん馬車を降りて見学させてくれ、また馬車でマルクト広場に戻ります。

<DATA>
■Koets (観光馬車)
所要時間:30分
料金:5人乗りで39ユーロ 降りる際に少しばかりのチップを
運行時間:9:00~18:00 ※~22:00(7・8月のバカンスシーズンのみ

(c)milo-profi/visitflanders

悪天候には強い見方のミニバス

猛暑や極寒の冬、悪天候の時に、快適にブルージュを一回りするもう一つの方法に、マルクト広場から出発するミニバスによる「シティ・トリップ」があります。日本語による説明をオーディオガイドで聞きながら、街並みを楽しむことができます。

<DATA>
■Minibus (ミニ観光バス)
所要時間:50分
料金:16ユーロ
運行時間:10:00~16:00(1・2月)、17:00(3・11・12月)、18:00(10月)、19:00(4~6月)、20:00(7~9月)

この他、レンタル自転車、レンタルスクーターなど、時間と気分に合わせてお好みの方法で散策を楽しんでください。

ほんの少しだけ見所を紹介しましたが、まだまだたくさんの文化遺産を有するブルージュ、教会などのキリスト教関係の見所、さらに博物館と、テーマを絞ってご紹介します。
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