欧州全般での一律Wi-Fi整備はまだ夢

日本からの旅行中、スマホを日本でのまま常時接続設定にしていたために、後で驚くほどの請求が来て愕然としたという話をまだよく聞きます。欧州連合28カ国で、一律のWi-Fi環境をという構想はありますが、まだまだ。そこで、ベルギーでは、フリーWi-Fiを巧みに使って、旅の情報や連絡をとる工夫が必要でしょう。

ちなみに、フランス語やオランダ語では、Wi-Fiは、「ウィフィ」と発音され、英米語風に「ワイファイ」と言っても通じない場合もあるのでご注意ください!

登録すれば1時間は無償で使用可能

ブリュッセル空港にはフリーWi-Fiが



空港・交通機関でのWi-Fi事情

登録すれば1時間は無償で使用可能

空港内ネットワークのアクセス画面

空港には、フリーWi-Fiがありますが、登録が必要で、最初の1時間のみが無料。その後は、クレジットカードに課金されます。Brussels Airportというネットワークがそれです。

空港内Wifi接続情報



 

設置PCも使える

空港内のインターネット・センター

また、空港内のチャーター便ターミナル側のやや閑散としたところと、パスポート検査を受けた後のターミナルビル内には、「インターネット・センター」なる場所があり 、設置されたPCを使うことができるようになっています。このスペースは、ベルギー内で様々なインターネットサービスを行っているTelenetが提供するHotspotともなっているので、この会社の短期Hotspot利用契約をしておけば、このセンター以外でも、ベルギー旅行中に重宝するかもしれません。

このTelenet社が提供するTelenet Hotspotは、ベルギーおよびルクセンブルクの街中や高速のサービスエリア、駅などかなりの数があります。事前にインターネットから、旅行者でも利用できる期限付きサービスをクレジットカードを使って購入しておくと便利かもしれません。1日20ユーロ、3日で35ユーロとお値段はやや高めではありますが、利用価値はあるでしょう。

Telenet Hotspotの短期利用購入はここから(英語サイト)


国内交通機関でのWi-Fi状況

ベルギー国鉄(SNCB/NMBS)は、残念ながらサービス満点とは言えず、駅でフリーWi-Fiがあるところはほぼありません。上記のTelenet Hotspot利用を購入しておけば、いくつかの主要駅(アントワープなど)が、Telenet Hotspotとなっているので利用できます。

国鉄の他、路面電車(トラム)、バス、地下鉄などは、ベルギーでは、地域ごとに運営されています。旅行客が最もよく使うのが、ブリュッセルのブリュッセル市営交通 (STIB/MIVB)。現在、地下鉄の最近改装したばかりの主要駅でのフリーWi-Fi提供が近々と告知されていますが、旅行者にとって、利用価値がどれだけあるかは微妙なところ。旅行客が、バスや路面電車を利用することはあまりないでしょう。

北部蘭語圏には、ブルージュ、アントワープ、ゲントなどの主要観光地があります。これらの地域を管轄する交通局De Lijnでは、すでに路面電車(トラム)の多くで、フリーWi-Fiが提供されています。ネットワーク名LijnNetを選び、portal.lijnnet.be からアカウントを作って登録します。バスでのWi-Fi設置も検討中とのことですが、まだ実現していません。

南部仏語圏ではTECという会社がバスを運営していますが、今のところ、Wi-Fiは完備されていません。

ホテルでのWi-Fi事情

入口のドアなどにあるステッカーで確認

小さなホテルでもほぼ必ず

ベルギーでは、Wi-Fiはほとんどのホテルで基本の宿泊料金に含まれています。ですが、ホテル予約時に、Wi-Fiが料金に含まれているかいないかを確認するとよいでしょう。また、チェックイン時にWi-Fi名とパスワードをはっきりと教えてもらいましょう。古いホテルや、とても安いホテルでは、自室でのWi-Fi接続が限られていたり、ロビーなど共有スペースでないとWi-Fiが届かなかったりというようなこともありますが、最近ではかなり改善されています。

また、外国資本の大手チェーンホテルなどでは、ホテル独自のWi-Fiではなく、Wi-Fi接続が原則有料であることもあります。そんな場合でも、最初の接続から1時間など、限られた利用なら無料となっていることが多いので、短い滞在であれば、それを上手に使うことでしのげるかもしれません。


飲食店・商店などでのWi-Fi事情

こんなところでもWifiがある時代に

田舎のローカル喫茶でも

ベルギーでも、2013年頃からスターバックスなど、「ラップトップやタブレット、スマホを持ちこんでの長居スタイル」が可能なファーストフードや喫茶が増えたため、飲食店一般でのフリーWi-Fiが急激に標準化されています。スタバは空港・主要駅にある他、Le Pain Quatidien(パン・コティディアン、ベルギー起源の軽食喫茶)、Exki(エクスキ、ベルギー起源のヘルシーファーストフード)、マクドナルド、Quick(クイック、ベルギー起源のハンバーガーチェーン)などでは、ほとんどフリーWi-Fiがあります。ベルギーには、日本やアジア諸国、北米・南米ほど、ファーストフードやファミレスのようなところがないので、要注意。

ステッカーなどで確認を

おしゃれなレストランならほぼ必ず

店の入り口に、「Free Wi-Fi」などと書いたステッカーが貼られていることが多いので、それを目印にするか、あるいは、Wi-Fiを検索するアプリで近場のWi-Fiを探してください。観光客がよく訪れる街中の店では、かなりの確率でフリーWi-Fiが完備しています。

 


 

公共スペースでのWi-Fi事情

ベルギーの街のほとんどは、歴史的に、市庁舎のある広場(Place, Markt)を中心に広がっているので、多くの街の広場などで、市が運営するフリーWi-Fiにアクセスすることができるようになりつつあります。各行政区のホームページなどで、市などが提供するフリーWi-Fiの情報を閲覧できます。多くの場合、登録が必要で、時間制限があったりしますが、面倒なのは、街ごとに、その運営会社が異なるため、登録や条件が異なること。ホテルや飲食店でのWi-Fiの普及状況が改善されている今日、その街に数日滞在するのでなければ、市が運営するWi-Fiの利用価値はあまり高くないかもしれません。

<ブリュッセル>
旧市街の中心、グランプラス他のいくつかの公共広場で、市が提供するフリーWi-Fiにアクセスできます。ネットの名は、Bru-Wifiで、2時間ごとに再接続の必要がありますが、登録は不要。
ブリュッセル市Wi-Fi情報

ブリュッセルでは、飲食店や商店の多くが顧客のためのフリーWi-Fiを設営しているので、以下のようなリストか、フリーWi-Fi検索アプリを使えば簡単に見つかります。
ブリュッセル市内のWi-Fiスポット情報(ブリュッセル観光局の英語サイト)はこちらから


<ブルージュ>
残念ながら、ブルージュ市が提供するフリーWi-Fiはありません。ただし、ブルージュ市の観光局の案内所内(駅付近、マーケット広場に面した市の博物館HistoriumなどではフリーWi-Fiがあります。また、ブリュージュ市内の飲食店や商店の多くが、顧客用のフリーWi-Fiを用意していること、ホテルにもフリーWifiがあるので、それらを駆使すれば不自由を感じることはあまりなさそうです。

<アントワープ>
市の主要ショッピング街などで、市が運営するWi-Fi、Antwerp Free Wi-Fiにアクセスして、観光情報などをゲットすることができます。その他の目的でネットを使用する場合には、FBやGoogle+から登録が必要。
アントワープのWi-Fi情報

ホテルや飲食店でのフリーWi-Fiiを賢く使って、快適な旅をお楽しみください!
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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。