美食の国ベルギーで食べられる料理とは?

アントワープの名レストラン「Huis De Colvenier」のシェフ、パトリックさんもシコン使いが得意

アントワープの名レストラン「Huis De Colvenier」のシェフ、パトリックさんもシコン使いが得意

小エビを使った料理が多い©Westtoer

小エビを使った料理が多い©Westtoer

ベルギー料理が“ムール貝+フリッツ(フライドポテト)”だけだと思ったら大間違い!

ベルギーは、料理を旅の目的にする人が後を絶たない美食の国です。首都ブリュッセルのレストラン数は、人口比でヨーロッパ第1位とも言われます。他の先進国にくらべてファーストフード店の出店が少なめであるのも、味覚に対する国民のこだわりと決して無縁ではないでしょう。

基本的にベルギー料理は、地理的にも歴史的にも近しいフランスから多大な影響を受けています。クリームを使った料理が多いのもフランスと似ているところ。とはいえ一般的にはフランスにくらべて素朴で優しい味わいがあると評価され、食通の間では「本場に負けない美味しいフランス料理が食べられる」と感嘆の声が聞こえるほど。まさに世界の美食家が一目置くのが「ベルギー流フレンチ」なのです。

 

ベルギーは大きくはフランダース地域とワロン地域に大別できますが、料理に関してもこの二つの地域は対照的な顔を見せます。

■北部料理

フランダース地域はシーフードが自慢©P.Monney_Toerisme Vlaanderen

フランダース地域はシーフードが自慢©P.Monney_Toerisme Vlaanderen

北部のフランダース地域は「海の幸」が豊富。北海に面しているため新鮮な魚介類に恵まれ、美味しいシーフード料理のレストランが多く見受けられます。特にブリュッセルのサンカトリーヌ広場は、シーフード料理の名レストランが集まる場所として多くの観光客を惹き付けます。

 
■南部料理
ワロン地域の美食の旅は秋が狙い目©OPT-Avantage

ワロン地域の美食の旅は秋が狙い目©OPT-Avantage

一方南部のワロン地域は「山の幸」の宝庫。アルデンヌ高地を中心に丘陵地帯が広がり、豊かな自然に恵まれているためウサギ、鹿、イノシシなどを使った郷土色の強い狩猟料理がたっぷりと味わえます。近年ではミシュランのレストランガイドで星付きに昇格する店が急激に増えている注目の地域でもあります。食べたいものに合わせて旅行する地域を決めるのもよいでしょう。

それではベルギーを代表する料理をご紹介します。