中世版“自立した女性”の生活を垣間みる、ベギン会修道院

神の領域に足を踏み入れ空気も変わるよう

神の領域に足を踏み入れ空気も変わるよう

ベギン会修道女たちの生活を伝える

ベギン会修道女たちの生活を伝える

フランダース地方に広く残るベギン会修道院跡。尼僧とは違い、あくまで自身で生計を立て、自立的な生活を営む女性たちのための共同生活の場でした。貴重な生活様式を後世に伝えるものとされ、ユネスコの世界遺産として13件がまとめて登録されています。なかでもブルージュは、ルーヴェンのものと並び代表的な存在。

 

レンガの壁に囲まれ、外界と遮断されたような修道院の中庭。一歩足を踏み入れると、時を封じこめたような静謐な空気を肌で感じることでしょう。水仙の花が咲き乱れる春は特に美しいと評判。木々の向こうには修道女たちが住む白壁の家屋が連なります。現在はベネディクト派の修道女たちの祈りと生活の場所になっていますから、見学には節度を守ることが大切。

空気も澄んだ早朝の散歩もおすすめ

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ブルージュのベギン会修道院は、1245年にフランドル伯爵夫人のマルガレーテの意志のもと設立されたもの。1928年まで連綿と伝統を紡いできました。現在もその生活様式は、敷地内にある博物館「ベギン会修道院の家」でつぶさに観察できます。食堂、台所、寝室などがあり、主に17世紀の家具調度類が残されます。

敷地内には、ベギン会の守護聖女エリザベスに捧げられた教会も。バロック様式の美しい祭壇を前に、修道女たちはミサと祈りで、毎日神との静かな対話を続けています。

<DATA>
■Begijnhof(ベギン会修道院)
住所:Begijnhof 24-28-30
開館時間:毎日6:30~18:30
入場料:無料

■Museum Begijnhuisje(博物館「ベギン会修道院の家」)
ベギン会修道院と同敷地内
開館時間:月~土曜10:00~17:00、日曜14:30~17:00
入館料:大人2ユーロ、子ども1ユーロ、60才以上1,50ユーロ
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