ベルギー/ブリュッセル

グランプラス

ベルギーで最も有名な観光スポット、首都ブリュッセルのグランプラス。ヴィクトル・ユゴーやジャン・コクトーが魅了された大広場の見どころを歴史も織り交ぜ解説します。

執筆者:林 瑞絵

寄られずにはいられない世界遺産の大広場

ヴィクトル・ユゴーの賛辞「世界で一番美しい広場」をあなたの目で確かめよう

季節ごとに表情を変えるグランプラス©Magic Monkey

広場には隠れキャラの宝庫。黄金の孔雀は35番地に

広場には隠れキャラの宝庫。黄金の孔雀は35番地に

ブリュッセルにきた観光客が必ず立ち寄るであろうグランプラス。縦110メートル×横68メートルの長方形の広場で、15~17世紀の建物が回りをぐるりと囲みます。

ジャン・コクトーが「絢爛たる劇場」と呼んだ美しさで、1998年には世界遺産にも指定。ブリュッセル出身の映画スター、オードリー・ヘプバーンやジャン=クロード・バンダムもきっと心の故郷にした光景が広がっています。

ヴィクトル・ユゴーによる有名な賛辞「世界で一番美しい広場」を、あなたの目でしっかりと確かめてくださいね。

グランプラスの歴史

重要な歴史的舞台となってきた

重要な歴史的舞台となってきた

まずはグランプラスにまつわる印象的な歴史を解説。予備知識なしで訪れても見応え十分な場所ですが、広場の歴史を簡単に頭に入れておけば、さらに感動も増すことでしょう。ハッとするほど美しい広場ですが、なかなか波瀾万丈な歴史をくぐり抜けてきたことがわかります。

解説はこちら>>>グランプラスの歴史


代表的な建築物

王の家から見える優美な市庁舎の尖塔©Karin Andersson_Toerisme Vlaanderen

王の家から見える優美な市庁舎の尖塔©Karin Andersson_Toerisme Vlaanderen

それでは個々の建築物を見ていきましょう。最も存在感のある市庁舎から出発し、時計回りに重要な建物についてご紹介します。

市庁舎

まさに町の顔となっているのが市庁舎。広場で一番ノッポの尖塔が目印です。細やかな建築は中世ゴシック様式の傑作とされています。市庁舎内の見学ができるガイドツアーも。

解説はこちら>>>市庁舎/グランプラス
 

グランプラス北西部

市庁舎から見て右手にあるブロック。小間物商人や船頭らのギルドハウスが肩を寄せ合います。点在する彫像の数々にも注目してください。

解説はこちら>>>グランプラス北西部の見どころ

グランプラス北東部

市庁舎の向かいとなるブロックには、「王の家」と呼ばれる市立博物館が。ここで小便小僧の衣装コレクションやピーター・ブリューゲルの絵画を見るのをお忘れなく。ヴィクトル・ユゴーが住んでいた通称「鳩の家」もあります。

解説はこちら>>>グランプラス北東部の見どころ

グランプラス南東部

市庁舎から見て左手にあるブロック。金の装飾が華麗なひとつづきの大きな建物「ブラバン公爵の家」が堂々の貫禄で建っています。

解説はこちら>>>グランプラス南東部の見どころ

グランプラス南西部

市庁舎の同じ並びですが、道を挟んで左側にあたるブロック。マルクスが「共産党宣言」の草稿を練った通称「白鳥」や、市民の英雄セルクラースにゆかりのある通称「星」と呼ばれる建物もあります。

解説はこちら>>>グランプラス南西部の見どころ

グランプラスの市とイベント

花市はグランプラスの定番

花市はグランプラスの定番

グランプラスはイベントがいっぱいで年中賑やか。ふらっと訪れても野外コンサートなど、なんらかのイベントに偶然立ち会ったりすることもしばしばです。またクリスマス時期のイルミネーションの美しさも、思わず息飲む美しさですよ。

ここではグランプラスを彩る超基本の市&イベント情報を簡単にまとめました。旅行プランのご参考にどうぞ。

解説はこちら>>>グランプラスの市とイベント

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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