スペイン名物パエリアをバルセロナで食べよう!
パエリアとは、底が浅い鍋で炒め煮た、ご飯料理のこと。大鍋で調理して数人で取り分けて食べるので、スペインでは家族が集まる日の定番家庭料理です。日本では「パエリア」と表記されますが、現地の発音では「パエリャ」の方が近いです。パエリアは様々なタイプのお店で食べられます。お米料理の一種なので、アロセリアと呼ばれるお米料理専門レストラン、シーフードが具材のパエリアも多いので、シーフードレストラン、観光地にあるレストラン、普通のバルのランチメニューに出てくることもあります。
二人前からしか注文できないレストランも多いので、一人旅の方は要注意! ここでは店の雰囲気も楽しめ、年中いつでもパエリアがある定番のレストランをご紹介します。
おすすめレストラン1 エル・カングレホ・ロコ
1階、2階、テラス席がある約2000人収容の大型シーフードレストラン。ここで食事をするなら、2階の窓際席確保のために予約することをおすすめします。一面ガラス張りの店内からバルセロナの青い海が見渡せます。人気はやはり、芝えび、車えび、イカやムール貝などが入った華やかなシーフードパエリアですが、「アロス・カルドソ・デ・ボガバンテ」もおすすめ。「アロス・カルドソ・デ・ボガバンテ」は、汁気がなくちょっとぱさついた感じのパエリアと違って、魚介のスープがたっぷりで、どどーんと大きなロブスターがのっています。※パエリアは2人前から。
前菜もシーフードが盛りだくさん。ムール貝の漁師風(トマトなどで煮たもの)、小イカのフライ、あさりやマテ貝の鉄板焼きなどお馴染みのスペイン名物が並びます。また毎日日替わりでとれたてのシーフードを鉄板焼きにしたものや、牡蠣(季節によります)なども楽しめます。
食べた後は気持ちのいいビーチをおもいっきり散歩してみてはいかがでしょう?
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■El Cangrejo loco(エル・カングレホ・ロコ)
住所:Mol de Gregal 29-30 Port Olímpic Barcelona
TEL:(34)93 2210533
営業時間:13:00~24:00
定休日:なし
アクセス:地下鉄4号線Ciutadella/Vila olímpica駅 徒歩10分
価格帯:30ユーロ~
おすすめレストラン2 セッテ・ポルタス
歴史的な内装の雰囲気も楽しみたいなら、ここが定番です。1836年高級カフェとしてオープンし、20世紀初めには踊りや歌のショーを見ながらお酒を飲むキャバレーになり、1929年に現在のようにシーフードとお米料理が売りのレストランとなりました。今でも芸能人や政治家などがよく訪れる店ですが、過去にはピカソやミロなどの芸術家、キューバの革命家チェ・ゲバラなども数々の有名人が訪れました。彼らが座った席には金のプレートがついています。座った席の背中側をチェックしてみましょう。パエリアもいいですが、アロス・ネグロというイカ墨ご飯や魚介のスープサルスエラも評判です。日本語メニューありなのも嬉しいですね。
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■7Portes(セッテ・ポルテス)
住所:Pg Isabel II 14 Barcelona
TEL:(34)93 3193033
営業時間:13:00~1:00
定休日:なし
アクセス:地下鉄4号線Barceloneta駅 徒歩5分
価格帯:30ユーロ~