【2018年01月23日 編集部注】こちらの記事は2015年03月11日に執筆されたものであり、現在は閉店しております。


 コカって何?

コカ

ハム・オン・フィールズの商品の1つ。生ハム、トマト、オリーブ、山羊のチーズがのっている

コカとは、バルセロナのあるカタルーニャ州名産のピザに似たもの。パン・デ・クリスタル(ガラスのパン)と呼ばれる外側がサクサク、内側は気泡が多くモチモチした食感のパンをベースに、様々な具が乗ります。ピザと異なるのはこのパンの食感と長方形の形、そしてトマトソースなどを塗らないところです。

これまではパン屋の片隅にある少し忘れられたような存在だったのですが、近年ちょっとしたブームになり、なんとコカの専門店もオープンしました。バルセロナに滞在の際はぜひお試しください。観光に便利なゴシック地区に2014年末オープンしたばかりのコカ専門店「ハム・オン・フィールズ」をご紹介します。

自転車がテーマのオシャレなコカ専門店 

外観

手作りのパン、産地直送のトマト、高品質の生ハムが揃うストリートフードの店

英語で「タイヤの上のハム」という店名の由来は、店に入れば一目で分かるでしょう。壁に飾られた自転車、カウンター席の椅子はところどころ自転車のサドルになっており、床には自転車道の標識が描かれています。自転車メーカーが協賛する店であることと、自転車競技がスペインで人気のスポーツだからです。

とはいえこの店の一番の売りはなんと全部で29種類もあるコカ。ミシュラン1つ星レストラン「アルキミア」のジョルディ・ビラ氏がレシピを監修したとあり、どれもまるで料理のように繊細で凝っています。こんなに美味なコカがあるお店はバルセロナでここのみで、またオープンしたてということもあり、地元の人にもあまり知られていない穴場なのです。

店の人気商品は生ハムのコカ。生ハム+りんごのオーブン焼き、フォアグラなど生ハム絡みの商品は全部で10種ありますが、おすすめは「エル・メホール」。コカにトマトを擦り付け、一面に生ハムが乗った豪華版です。生ハムはスペインモダン料理を一躍有名にし、今は閉店してしまった「エル・ブジ」でも使用されていたという高級生ハムメーカー「マルドナード社」のもの。せっかくの高品質な生ハムも丁寧に扱わなければ台無しなのですが、同店では生ハムはマルドナード社専用の手動式機械で毎朝店員さんが切っています。ナイフで切るよりも均一に切れるそう。「エル・メホール」はシンプルながら、高品質な生ハムがおいしいパンと調和してさらに味わい深く食べられます。

ミシュラン1つ星レストランっぽい一風変わったコカならば、焼きナス、フレッシュチーズを味噌とマヨネーズで和えた「ジャポ」、北京ダック、きゅうり、ネギなどがのった「北京・ポコン」がおすすめ。価格は約6ユーロ~です。

ゴシック地区のランブラス通りやピ広場の周辺にあるので、観光の足休めに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

<DATA>※2018年現在、閉店しております。
■Ham on Wheels(ハム・オン・フィールズ)
住所:Plaça Sant Josep Oriol 6 Barcelona
TEL:なし
定休日:なし
営業時間:11:00~24:00



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