イソフラボンの効果は個人差あり
効果を感じないのは自分だけ?
大豆イソフラボンの種類と効果の違い
まずは、大豆イソフラボンのタイプと働きの違いを確認しておきましょう。大豆の中に含まれているのは、グリコシド型と呼ばれる糖がくっついた状態のイソフラボンです。これは、そのままでは吸収できない大きさなので、消化の過程で腸内細菌の働きによって糖が外れたもの(小さくなったもの)だけが吸収されています。一方、味噌・醤油などに含まれているイソフラボンは、吸収の妨げになっていた糖が外れたアグリコン型。すでに吸収できる小ささですから、消化機能に関係なく吸収でき、利用効率の面で優れているのです。
さらに、イソフラボンの中にも3つの種類があります。それが、ゲニステイン、ダイゼイン、グリシテインです。それぞれ働きに違いがあり、グリシテインは、エストロゲンを助ける働きはほとんどありません。エストロゲンを助ける働きが最も強いのがゲニステイン。ほどほどの働きをしてくれるのがダイゼインです。
直接の効果だけを考えると、「アグリコン型ゲニステインが一番良さそう」と思うかもしれませんが、実は最近注目を集めているのはアグリコン型ダイゼイン。タイゼインは、私たちの体の中(腸)に入った時、驚きの変身をしているのです。