防犯/詐欺を防ぐ

“プチぼったくり”の被害を防げ!(2ページ目)

渋谷のセンター街や新宿の歌舞伎町などの繁華街では、“プチぼったくり”の被害が急増しています。数万円、数十万円ではないにしろ、数千円でもぼったくりはぼったくりです。どういうものか知って、被害を防ぎましょう。

佐伯 幸子

執筆者:佐伯 幸子

防犯ガイド

見知らぬ人の声かけに応じるな!

その店は“プチぼったくり”の店?

その店は“プチぼったくり”の店?

今は“情報”の時代です。パソコンや携帯電話、スマホなどで事前に情報を調べておきましょう。メニューや予算だけでなく、「口コミ」「評判」などもチェックしましょう。中には、実際に“これはプチぼったくり”ではないか? と言った怒りの書き込みも見受けます。こうした情報を得ておき、目的の店を決めたら、迷わずにその店に行くことです。

通りを歩いていて客引きにつかまって、あれこれお得なことを言われても、信用してはいけません。「本当によいサービス、味、料金」であれば、客引きをしなくてもお客は行くものです。

新宿区では2013年の9月から「客引き防止条例」が施行され、特定の客の行く手に立ちはだかったり、腕を引っ張るなどの行為は禁止されているものの、「客引きではない。呼び込みだ」と大声で入店を誘うなど、強引な手口は後を絶ちません。

店を決めたらまっすぐにその店に行くようにして、途中、客引きに声をかけられても無視しましょう。おいしいこと(もっと安くする、サービスがいいなど)を言われても、信用しないことです。「よい店は客引きなどしない。する必要がないのだ」ということを肝に銘じておきましょう。

そもそも、子どもの時に言われたことを思い出しましょう。「知らない人について行ってはいけません」と言われていたはずです。見知らぬ人について行って、いいことなどないのです。今や、“プチぼったくり”の被害、運が悪ければ“ぼったくり”の被害に遭いかねないのです。

“プチぼったくり”と、ちょっと聞く限りではたいしたことはなさそうな、怖くなさそうなイメージを持つかもしれませんが、“ぼったくり”は“ぼったくり”です。誰一人として悪質な客引きに引っかからなければ、そうした行為もなくなるでしょうが、残念なことに今日も被害に遭う人たちがいるようです。一人一人が警戒して、こうした悪質行為の被害をなくし、ぼったくりそのものがなくなるようにしていくしかないでしょう。


■関連ガイド記事
ぼったくり被害にはどうして遭うの? カモはウマイ話がお好き
実録!Tokyo ぼったくり被害【前篇】
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