第5回パングランプリ東京
2013年9月5日、東京都パン商工協同組合主催、東京パン連盟工業協同組合、東京都学校給食パン協同組合、東京青雲会、全日本丸十パン商工業協同組合、リテイルベーカリー協同組合共催による町のパン屋さんの製パンコンテストが開催されました。このコンテストは現在販売しているパン、もしくはこれから販売するパンを出品することが規定となっています。今年のテーマは日本で昔から親しまれている「あんパン」、最近では町のパン屋さんのクリスマス商品としてポピュラーになってきた「シュトレン」、そしてフレンチトーストやラスクなどの「パンペルデュ部門」で審査が行われました。
審査員(敬称略)は井上好文(社団法人日本パン技術研究所所長)鈴木信明(日本菓子専門学校)、中島進治(東京製菓学校)、渡邉政子(パン愛好家)、日野洋子(こんがりパンだパンクラブ)、そしてAll Aboutパンガイド、清水美穂子です。
全日本パンフェスティバル
表彰式は10月19日、東京国際フォーラムで行われた「全日本パンフェスティバル」の会場で行われました。応募総数42作品の中から、7作品が選ばれ、全部門通して最も優秀な作品に東京都知事賞、部門それぞれの最優秀作品に連合会会長賞、続いて パングランプリ東京 大会会長賞が授与されました。
受賞7作品をご紹介します。
東京都知事賞「トランシュ シュトーレン」
トランシュ シュトーレン
全部門中最高得点、最優秀作品として、株式会社エスプラン洋菓子店の塩田一善さんの「トランシュ シュトーレン」が東京都知事賞を受賞しました。
中種法で12時間の発酵をとった生地、赤ワインとブランデー、カシスのリキュールに漬けこんだたっぷりのフルーツとナッツ。砂糖は沖縄産の「本和香糖」を使用しています。オーソドックスなシュトレン生地を四角く成形し、ケーキのように美しい装飾を施したところが進物として活躍しそうです。
塩田一善さん
「個人名で受賞しているけれど、これは店のスタッフ、仲間たちのおかげです。これからも皆さまによろこんでいただけるベーカリーでありたい」と塩田さんは受賞の喜びを語りました。
塩田一善さん
「トランシュ シュトーレン」は11月1日から、エスプランで販売予定です。
◆エスプラン
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