秋の恒例行事、パンプキンパッチ
ハロウィーンには欠かせないアイテム。巨大なオレンジ色のかぼちゃ
かぼちゃを収穫といっても、ただ畑に行くだけではなく、ワゴンに乗ったり、畑の周りでイベントが行われていたりします。感覚的に言えば、イチゴ狩りのように、ファミリーで楽しむ季節の風物詩と考えればよいでしょう。
今回の記事では、バンクーバーでのパンプキンパッチの様子をご紹介します。
郊外に行けば、いたるところにパンプキンパッチ
バンクーバーの場合、郊外に行けばいたるところにかぼちゃ畑があって、簡単にパンプキンパッチを楽しむことができますが、今回はバンクーバーの南隣の町、リッチモンドのカントリーファームマーケットをご紹介します。ここは動物がいたり、直売の野菜や果物が販売されていたりと、かなり大規模なマーケット。かぼちゃ畑は車がないとアクセスしづらい場所が多いのですが、ここはバスの停留所からも近いので、観光客でもアクセス可能です。
ワゴンに乗ったり、動物がいたりと、子供は大はしゃぎ!
トラクターの引くワゴンでは、アコーディオンやバイオリンを弾いて、カントリーミュージックを歌ってくれるガイドも乗車
動物を見るだけでも、幼児たちのテンションはMAXに
何と言っても、ここはファーム。あるのは野菜と果物だけではなく、家畜もいます。園内に入る以前に、ヤギやニワトリ、ブタなどの動物がいる上に、野生のうさぎまでもが、その辺りを好き勝手に飛び回っています。
チケットを購入し、園内へ。ハロウィーンやサンクスギビングのデコレーションがいたるところにあり、ライブミュージックやファーストフードのスタンドも出ています。
広~い畑に、かぼちゃがごろごろ。畑はがぬかるんでいることが多いので、足元には用心が必要
かぼちゃを物色する時間にもよりますが、ワゴンに乗ってから、ワゴンで戻るまで、約1時間くらいと考えておけば良いでしょう。また、畑はぬかるんでいることが多いので、長靴や汚れても良い服装で行くのが無難です。
とったかぼちゃは、ハロウィーンのデコレーションに
上手にくり抜くための、専用キットや型紙も入手可能
パンプキンパッチ自体はカナダだけでなく、アメリカを始め、英語圏の国で広く行われているものですが、カナダは緯度が高く、秋の深まりが早いため、アメリカよりもサンクスギビングが1ヶ月早く、ハロウィーンの前にサンクスギビングがあるのがミソ。まさにかぼちゃの収穫祭からハロウィーンという一連の流れができているわけです。
日本からの観光で来た人は、検疫の関係上、日本にかぼちゃを持って帰ることはできません。でも、かぼちゃなしでも、現地の畑で、カナダの秋の情緒を味わうにはぴったりのアトラクションですよ。
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■Richmond Country Farm Market
住所:12900 Steveston Hwy, Richmond, BC
電話番号:(604) 274-0522
アクセス:ダウンタウンからスカイトレイン・カナダラインでブリッジポート駅まで約20分。351系統のバスに乗り換えて、スティーブストン・ハイウェイのバス停まで約10分。下車後、徒歩5分。
料金:平日は1人7カナダドル、土日祝は1人11カナダドル(大人・子供ともに同料金)