「バンクーバー料理界に輝く王冠の宝石」、ウェスト・レストラン+バー

モダンな店構えのレストラン、ウェスト

モダンな店構えのレストラン、ウェスト

バンクーバーのカナダ料理レストランで取り上げたウェスト。バンクーバー総領事公邸などが立ち並ぶ、高級住宅地ショーネシーにほど近いロケーションで、バンクーバーでも屈指のレストランとして知られています。その洗練された料理やサービスから付けられた異名が、上記「バンクーバー料理界に輝く王冠の宝石」です。

先日、久しぶりにこのレストランで食事をする機会がありましたが、美しくプレゼンテーションされた料理や質の高いサービスは期待を裏切らないものでした。

今回はこのレストラン、「ウェスト」をレポートします。

※本文中の情報は2015年4月現在のものです。

数々の賞に輝く、ハイクオリティーなサービス、クリエイティブな料理

奥に見えるのがガラス張りのオープンキッチン

奥に見えるのがガラス張りのオープンキッチン

カナダのベスト50レストラン、トリップアドバイザーによるエクセレンス認証など、毎年必ず何かの賞を受けているレストランということからも、各方面からの高い評価をうかがい知ることができます。シェフ、パティシエ、ソムリエ、ウェイトレスなど、チーム力を結集し、最高の料理とホスピタリティーで最高の時間と空間をゲストに提供してくれます。

かといって、店内は重厚というわけではなく、ガラスやミラー、金属を多用したインテリアは、むしろモダンでクールな雰囲気。この店で供されるのは西洋料理をベースに世界各国の料理の良い所を取り入れた創作料理、「ウェストコースト・フュージョン」。こうしたインテリアやガラス張りのオープンキッチンは、固定観念に囚われず、良い物はどんどん取り入れるウェストコースト・フュージョンの考えに相通ずるものがあります。

地元の素材を生かした独創的なウェストコースト・フュージョン料理

メインディッシュのスモーク・ケタ・サーモン

ソースや野菜で美しく盛りつけられたメインディッシュのスモーク・ケタ・サーモン。追加でホタテのグリルをトッピング

ウェストコースト・フュージョンは、バンクーバーやシアトルなど、北米大陸西海岸が本場。アジア系の住民が多く、そうした国々の料理の影響を色濃く受けています。

大根、きゅうりなど、和のテイストを感じる一品

前菜のツナ・タルタルは、和のテイストだけではなく、揚げたワンタンの皮を使うなど、アジア風無国籍料理の雰囲気もまとうメニュー

今回頂いた料理にも、そうした傾向が見られます。まず、前菜が右の写真にあるツナ・タルタル。近海で穫れるビンナガマグロを、タルタルという料理法であらびきにしたもので、ネギトロのネギを抜いたようなものと考えれば良いでしょう。その上に、かつらむきにした大根、漬物風のきゅうり、そして、和えているのはごま醤油ドレッシングと、味も見た目も和風テイストあふれる一品。とてもあっさりとした味に仕立てられ、日本人が違和感なく食べられる味に仕上げられています。

そして、メインが上の写真にあるスモーク・ケタ・サーモン。ケタというのは、西海岸で穫れるサーモンの中でグレードの一番低いとされるチャムサーモンの別名。このレストランでは敢えて、そのサーモンを利用。ソフトにスモークされた身は柔らかく、ほどよい塩加減。その味は最高級のキングサーモンにも負けないほど、繊細な味に仕上がっています。そこにイタリアのとうもろこし粥であるポレンタ、カリフラワー、シェリーバターのソースなどが絡み合い、見た目にも美しい盛り付け。シェフの腕が存分に振るわれたメニューでした。

海と山に囲まれたバンクーバーでは、近海から水揚げされる魚介類や、内陸地方で収穫される様々な野菜や果物など、素材には事欠きません。このレストランでも、近隣の農家や養鶏場、生産者など約40社と直接契約し、仕入れられた素材はピカイチ。

良い素材に、腕の良いシェフ、そしてクールな雰囲気の店内で、これぞバンクーバー!という味を堪能してみてはいかがでしょう?


<DATA>
West
住所:2881 Granville Street, Vancouver, BC V6H 3J4
TEL:604-738-8938
営業時間:月~金11:30~14:30、17:30~23:00 土日祝10:30~14:30、17:30~23:00
休み:12月25日、1月1日
アクセス:ダウンタウンからバスまたはタクシーで10分
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