キャリアプラン/キャリアプラン事例

点が線へ、そして面になるキャリア構築(2ページ目)

今週の火曜日に、東京・赤坂のカンボジア大使館前に位置する「デイビット・セイン英語ジム」内でインタビューを行いました。江藤真規さんはこのジムの運営責任者も兼任されており、事務所も隣接しています。

藤田 聰

執筆者:藤田 聰

キャリアプラン・リーダーシップガイド


ガイド:英語塾の運営、執筆、講演、大学院での研究以外に、「マザーカレッジ」を主宰されていますね。

会うたびに新しい自分を創っている江藤さん、女性のキャリアを考える上でのロールモデルである。

会うたびに新しい自分を創っている江藤さん、女性のキャリアを考える上でのロールモデルである。

江藤氏:2010年に立ち上げましたが、専業主婦の方々にまず家庭から一歩出ようと呼びかけています。折角、培った能力が結婚を機に閉ざされ、社会との接点がなくなってしまうことは社会的に見ても宝の持ち腐れです。女性の労働力はこれから益々必要になってくるでしょう。お母様方のアイデンティティーの再構築を図り、企業を含めた社会に貢献できる存在になる後押しをしています。

ガイド:最後に、今後のキャリアをどう描いていくか伺いたいですね。

江藤氏:若い頃はなりたい自分を可視化するためにファッション雑誌などから「こんな風になりたい」と思うモデルさんの切り抜きをしていました。今、振り返ると思考は現実化すると実感しますので、お薦めできます。

今は中長期のゴールセッティングを明確化するよりも、今を大切に取り組んでいます。その試行錯誤や人との出会いの中から新しい自分のキャリアが構築できるかと思います。基本的には「来るものは拒まず」ですが、自分の役割は教育と考えていますので、その軸に見合うものを選択しやっていきたいと思います。

大学院では、教師と保護者との良好な関係性について研究しています。今の状況はモンスターと呼ばれる理不尽な親と事なかれ主義の教師という悪しき関係性になっています。関係改善に向けて、研究したことをベースに取り組んでいきたいと考えています。

ガイド:本日はありがとうございました。まさか、竹馬の友のインタビュアーになるとは夢にも思いませんでしたよ。(大笑)

■ガイドの眼:
江藤さんと今回会ったのは久々でした。特に処女作をリリースされた後のこの数年間で新しい自分を確実に創造されています。育児やコーチングなどへの誇り、教育への覚悟があります。益々のご活躍を楽しみにしております。

本日の教訓(ラーニングポイント)
●これまでやってきたことの強みはなにか(→子育て)点

●強みを整理し、体系化する(→コーチングの勉強)線

●整理したうえで、自分でアウトプットする(→出版)面

●新しい自分の構築へ

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