美容医療/美顔フェイシャル系美容医療

めざせ白ツヤタマゴ肌! シミ治療、基本のキ(3ページ目)

紫外線が徐々に弱まりつつある今の季節、そろそろ取り組みたいのが「シミ治療」です。今回はシミのタイプはもちろん、予算、治療方法の好み別におススメ治療法をご紹介します!

惣流 マリコ

執筆者:惣流 マリコ

エステ・美容医療ガイド

即効性が魅力! クリニック内で受けるシミのケア

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クリニックのプロの技術ですっきりシミケア!

即効性と高い効果を望むならやはりプロであるクリニックでのケアが威力を発揮します。それではクリニックビギナーからマニアまで満足できるクリニックでのシミケアを紹介しましょう。

 
■ケミカルピーリング
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肌の状態を確認しながら細心の注意を払って行われるのがクリニックでのケミカルピーリング

酸を使って皮膚表面を剥離、除去することで古い角質などを余分なものを取り除き、肌のターンオーバーを正常化することで、シミの代謝を促します。また、真皮層にも刺激が伝わるためコラーゲンの増成が促進され、肌にハリが出るなどの効果も望めます。一般的には「AHA:グリコール酸 乳酸」「サリチル酸」を使用します。

シミが1度で取れるということはありませんが強い痛みやダウンタイムが無いのでクリニック初心者でも比較的安心して受けられます。またニキビ跡だけでなく現在進行形のニキビ治療にも高い効果を発揮します。

 

平均価格帯:数千円~1万数千円(種類、濃度により変化)
メリット:効果は穏やかだが比較的安心して受けられるので初心者にもおススメ
デメリット:敏感肌や乾燥がひどい、日焼け直後などは受けられない。

■イオン導入、エレクトロポレーション
電気パルスを利用して生体細胞膜の浸透性を向上させ、通常では皮下に届かないとされているケア成分を浸透させることができるもの。効きは穏やかですが繰り返し行うことでシミだけでなく顔全体のくすみ取りの効果も期待できます。施術中はぴりぴりとした弱い電気刺激を感じることもありますがダウンタイムはありません。ケミカルピーリングやIPLなど、余分な角質を除去してから受けるとさらに効果がアップします。1回1万円以下で受けられるクリニックが多いので初心者には特におススメです。

平均価格帯:1万円~数万円程度
メリット:効果は穏やかだが頑固なシミにも徐々に効果を発揮する。ダウンタイムが無く初心者でも受けやすい
デメリット:施術中は多少の電気刺激を感じる人もあり

■Qスイッチレーザー
Qスイッチ

最もスタンダードなシミ、アザ治療専用のレーザーマシン

こちらは完全即効もの。約20年ほど前に誕生したシミやアザ治療専門のレーザーで、光治療では解消できない真皮層にまで達したアザの治療も可能な治療法です。シミ一箇所ごとの治療となるため気になる部分のシミだけに低コストでアプローチすることができ高い効果が期待できます。ただし、施術時には麻酔が必要だったりダウンタイムがあるなどのデメリットもあります。

平均価格帯:1箇所千数百円~程度
メリット:大抵のクリニックで1ショット千円台の設定なので「ここのシミだけ取りたい!」というスポット派におススメ。パワーがあるので何度も照射する必要がない
デメリット:数週間のダウンタイムがあり、一ヶ月程度は施術箇所に赤みが残る

 

■光治療
ライムライト

最新光治療器「ライムライト」。従来のものより低刺激・高効果が魅力

「IPL(Intense Pulsed Light)と呼ばれる特殊な光を肌に照射する治療で、メラニンにダメージを与え、真皮層のコラーゲンを増やすため、シミだけでなくソバカス、小じわ、たるみ毛穴など様々な肌の悩みに対して働きかけることができます。レーザーよりもマイルドで、皮膚の浅い部分にのみ効率よく働きかけるため顔全体のシミに効果がありますが、肌の深い部分にあるシミには効果が薄く、複数回の照射が必要になります。

平均価格帯:1万数千円~程度
メリット:顔全体に散らばるシミに満遍なくアプローチでき、シミ以外にも肌のハリ、毛穴の開きなど全般に効果的
デメリット:施術には若干の痛みがあり、効果を実感できるのは3~5回の施術が必要。

 

■レーザートーニング
レーザートーニング

レーザートーニング照射中。ガンコなシミだけでなく顔全体のトーンも上がるのが魅力

IPLでは消えない肝斑治療に有効と注目されているレーザーで、顔全体に継続使用することでシミが軽減することに加え肌の色ムラがなくなり、肌全体のツヤや透明感がよみがえります。施術中は個人差はありますが針でチクチク刺すような痛みを感じることがあります。照射は1回につき10分程度。3~5回の治療で効果が実感できるようになります。

平均価格帯:1~2万円程度
メリット:治療が難しい肝斑に効く数少ないアプローチ法。即効性が高く、痛みは多少あるもののダウンタイムが0に近いという大きな魅力あり
デメリット:皮膚の深い部分にあるシミには効果が薄く、通常でも数回の照射が必要

 


パーフェクトなシミ退治には
的確な診察と自分の根気が必須です

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シミとの戦いは永遠。日常のケア&クリニックケアで美しい肌をキープしましょう!

いろんなシミの治療法を紹介してきましたが、ここで「じゃあ私はコレをすればいいのね!」と決めてしまうのは早計というもの。

実は、場合によっては同じ場所に違う種類のシミが重なってできることもあるので、素人判断で治療法を絞りきってしまうと、逆に悪化させてしまう危険性があるんです。

そこで必要になるのがドクターとのカウンセリングタイム。熟練ドクターなら今あるシミの種類をしっかり見極め、患者の希望を踏まえた上で治療法や期間、手順などをきちんと提案してくれます。


 
またシミ治療には根気をよく取り組むことが大切。一度消したはずのシミでもいつの間にかまた現れてくることもしばしば。なぜなら今は見えていなくても肌のターンオーバーとともに肌の奥に潜んだシミが浮かび上がってくることがあるんです! 「一度取ったシミがまた出てきた!」と思うのは大抵このパターンです。一度消えたからといって安心は禁物! 新たなシミが出てこないよう、日々の美白ケアや定期的な治療はぜひ続けていきましょう!!
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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