パッケージの愛らしいチューイングバーもご用心
チューイングバーは得てしてパッケージが可愛らしく、値段もお手頃なのでバラマキ土産用に大量購入してしまいがちだが……
ムーミンやアングリーバードなどの愛らしいパッケージデザインとコンパクトさについ手を伸ばしてしまい、いざ口にして言葉を失う観光客続出……と巷で恐れられているのが、このチューイングバー。リコリス特有の風味がぎゅっと濃縮されており、食感もなんだかゴムのようで、どうにもごまかしの効かない味です。ビジュアルや価格のお手軽さについ大量購入してしまいがちなのですが、まずはご自分で一本試食してから、のほうが無難かもしれません。
サルミアッキのリキュールは好き嫌いがはっきり別れる?
見た目はまるで墨汁のように黒々としたサルミアッキウォッカ
酒屋(Alko)に行けば、なんとサルミアッキフレバーのウォッカなど、高アルコール濃度のリキュールまでもが手に入ります。匂いはアルコールと相まってもはや消毒液のようで、味は言わずもがな、特有の風味がしっかり溶け込んでいます。ただこのサルミアッキリキュール、意外にも賛否両論といった感じで、通常のサルミアッキは食べられないけどこのお酒なら飲める、という感想をもつ外国人も少なくないのだとか。お酒好きなら、一度は試す価値があるかもしれませんね。
一番スタンダードなハードグミこそが、結局はかなり手強い
これらこそがサルミアッキの真骨頂
結局のところ、一番直接的にサルミアッキの何たるやを舌の上で訴えかけてくるのが、スタンダードなサルミアッキ菓子。「世界一まずい飴」と言われているのはまさしくこれらのことですが、実際は噛みごたえのあるハードグミといった感じで、舐めているだけではなかなか食べきることができません。もちろん、一口にサルミアッキ菓子と言っても、メーカーや種類によってもフレーバーの配合や手強さ度合いはかなり異なってくるので、敏感な人では”このメーカーのはいけるけどあそこのは無理”といった趣向も生まれてくるようです。ともあれ、真のサルミアッキに挑みたい方は、まずはこの黒く硬いグミキャンディを試すべきと言えるでしょう。
上には上が……1粒完食できればフィンランド人になれる、驚異の飴
コショウのフレーバーがミックスされたサルミアッキ味の飴がすんなり食べられたら、あなたも立派なフィンランド人!
スタンダードなサルミアッキこそが最後の砦だったのかといえば、そうでもありませんでした。「トルコのコショウ」という意味の名前をもつこちらのロングセラー商品は、外側はコショウの刺激的なフレーバーが混じったサルミアッキ味の飴、さらに中には、舌に触れるだけで悶絶したくなるようなサルミアッキの粉末が閉じ込められています。外国人がただただ理解に苦しむこの商品を、当のフィンランド人たちが「サルミアッキの風味とコショウのスパイシーさのハーモニーがたまらない」と言ってぱくぱく頬張る様子には、異文化ショックを受けるほかありません。断言しましょう、これがすんなり食べられたら、あなたも立派なサルミアッキマスターです!