マンション購入術/人気テーマのマンション購入

超高層マンションは低層階がいい

超高層マンションの最大のメリットは眺望です。よって、階数が高いほど人気があります。でも、本当に魅力的なのは高層階だけでしょうか。低層階住戸の魅力とは?

大久保 恭子

執筆者:大久保 恭子

これからの家族と住まいガイド

超高層マンションの売りは、眼下に見下ろすパノラマビューです。ことに富士山、東京タワー、東京湾の花火などシンボリックな風景が臨める部屋はステイタス感にあふれています。そうしたことから超高層マンションは階数が高いほど人気もあり、価格も高く設定されています。

でも本当に魅力的なのは高層階だけでしょうか。


外部との隔離感が高い超高層階、親近感がある低層階

眺望

東京湾が一望できる超高層マンション、憧れます。が、住んだことがある人は意外と辛口な感想が多い。

東京湾が一望できる超高層階に住んだ経験のある私がおすすめするのは、低層階、3階から6階くらいまでです。超高層階は確かに眺望には恵まれていますが、案外すぐに慣れてしまい、最初の感動は薄れてしまいがちです。たまに見るからこその感動ですね。

半面、雨が降っているのか、風が強いのか、寒いか暑いかといった天候が、空に近い部屋に住んでいるにもかかわらず、窓の外の様子からは全く分かりません。下におりて始めて雨が降っていることを知り、面倒な思いをしながらはるばる我が家まで傘を取りに再上昇することになってしまいます。超高層階は外部との隔離感が高いのです。

それと比較すると、低層階は戸外の通行人が傘をさしているのか車道や歩道が濡れているのかが見えます。窓を開けても超高層階のように強風が吹きこむことがないので、バルコニーに出て体感できます。低層階は外部との親近感が高いといえます。

外出するのが億劫な高層階……次のページ
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます