超高層マンションの売りは、眼下に見下ろすパノラマビューです。ことに富士山、東京タワー、東京湾の花火などシンボリックな風景が臨める部屋はステイタス感にあふれています。そうしたことから超高層マンションは階数が高いほど人気もあり、価格も高く設定されています。

でも本当に魅力的なのは高層階だけでしょうか。


外部との隔離感が高い超高層階、親近感がある低層階

眺望

東京湾が一望できる超高層マンション、憧れます。が、住んだことがある人は意外と辛口な感想が多い。

東京湾が一望できる超高層階に住んだ経験のある私がおすすめするのは、低層階、3階から6階くらいまでです。超高層階は確かに眺望には恵まれていますが、案外すぐに慣れてしまい、最初の感動は薄れてしまいがちです。たまに見るからこその感動ですね。

半面、雨が降っているのか、風が強いのか、寒いか暑いかといった天候が、空に近い部屋に住んでいるにもかかわらず、窓の外の様子からは全く分かりません。下におりて始めて雨が降っていることを知り、面倒な思いをしながらはるばる我が家まで傘を取りに再上昇することになってしまいます。超高層階は外部との隔離感が高いのです。

それと比較すると、低層階は戸外の通行人が傘をさしているのか車道や歩道が濡れているのかが見えます。窓を開けても超高層階のように強風が吹きこむことがないので、バルコニーに出て体感できます。低層階は外部との親近感が高いといえます。

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