説明文はサンドイッチ構造

説明文を読み解くカギは、サンドイッチ構造と接続詞にあります。

説明文を読み解くカギは、サンドイッチ構造と接続詞にあります。

説明文では、筆者が言いたいこと(=抽象)を、具体例を挙げて説明する形式が大半です。文章の構造を見てみると、抽象(筆者の言いたいこと)→具体(具体的な例)→抽象(まとめの文)となっています。

国語の教科書を見てみましょう。光村図書の小学6年生の「言葉は動く」では、言葉の変化について紹介しています。筆者の言いたいことは、「言葉は変化する」ことです。それを、「こよみ」から「カレンダー」に変わった例、「かしら」から「あたまに」変わった例などを、具体的な例として取り上げて説明しています。

また、同じ光村図書の小学5年生の教科書の「生き物は円柱形」では、「見立てる」という行為について紹介しています。「見立てる」という行為がどういうことか、「あや取り」を具体的な例として取り上げて説明しています。

いずれも、抽象(筆者の言いたいこと)→具体(具体的な例)→抽象(まとめの文)という、いわば「サンドイッチ構造」になっています。こうして、大まかな文章の構造や流れを理解した上で文章を読むことは、読解の手助けとなります。
 

接続詞を制するものが読解問題を制する

国語では、適切な接続詞を答える問題がよく出題されます。選択問題が多いので、ただ何となく答えるだけという人も少なくないでしょう。しかし、接続詞やつなぎの言葉は文の流れや構造を理解する上でとても重要です。接続詞を制するものは読解問題を制すると言っても過言ではありません。

では、具体的に例を挙げて紹介していきます。
 

「つまり」は具体→抽象

「にんじん、たまねぎ、きゅうり、( ア )、野菜」という文章で、( ア )にあてはまる接続詞は、「つまり」です。「つまり」という接続詞は、具体例を抽象的に言い換えるときに使います。

具体…にんじん、たまねぎ、きゅうり
抽象…野菜

ですから、

例.並線部1について、具体的に説明している部分を本文中から○字で抜き出しなさい。

という問題では、答えは本文中の「つまり」という接続詞(あるいはそれに相当するつなぎの言葉)の前に書かれているはずです。

同じような、働きをするつなぎの言葉には、「~のような」、「~といった」などがあります。

・にんじん、たまねぎ、きゅうり、つまり、野菜。
・にんじん、たまねぎ、きゅうりのような野菜。

このように、接続詞やつなぎの言葉をしっかりと把握することが、文の流れや構造を理解することにつながります。
 

「たとえば」は抽象→具体

逆のケースはどうでしょうか。「スポーツ、( イ )、野球、サッカー、バスケットボール」という文章で、( イ )にあてはまる接続詞はというと、「たとえば」ですね。

このように、「たとえば」という接続詞は、抽象的なことがらを具体的なことがらに言い換えるときに使います。