「基礎ができる」といえる2級、手こずる場合は他試験を受ける手も

■2級(ヒアリング100点 筆記100点 ともに70点以上で合格)
中級試験。

一度で合格する人がめっきり減ります。ここから上の級は毎回合格基準点が乱高下し、受験者を混乱に陥れます。また、難易度が急に上がることがあるので、長期戦になる心構えが必要です。

明らかにこの級の難易度が高いと感じる場合、その他の試験(HSKやTECCなど)を一度受験し、実力を養うのもひとつの手です。

中国語検定試験の2級は、HSKで5~6級(6級が最高級)、TECCで700点(1000点満点)に相当します。このあたりまで引き上げてから、再度2級に挑戦すると意外に簡単に合格することがあります。

学生の場合、この級の取得で就職活動の際に大きなアピール材料になるでしょう。そして「中国語の”基礎”はできます」と胸を張って言えるのもこの級です。

私の感覚では、2級を取ることで、語学の唯一の国家試験である「通訳案内士試験」に挑戦する基礎力が養成されたという風に考えて良いと思います。

上級の準1級、中国に関する幅広い知識が求められる

準1級(ヒアリング100点 筆記100点 ともに75点以上で合格)

上級試験。

中国語学習者の裾野が広がって、中国語検定もメジャーな試験になってきましたが、この級に合格するのは非常に厳しいと言えます。

成語や文学、中国事情に関しても幅広い知識が求められるので、単に中国語を勉強するだけでは合格できません。新聞や雑誌、ニュースなど、常にアンテナを立てて臨む必要があります。翻訳のパートでは日本語力もチェックされますから、日本語のブラッシュアップも欠かせません。

また、81回試験(2013年11月)より、準1級で会話試験が導入されました。発音のチェックまでされるようですから、今後さらに難易度も上がっていくと予想されます。

最難関の1級、ネイティブでも不合格になることも

1級(ヒアリング100点 筆記100点 ともに85点以上で合格)

上級試験。

中国語学習者の目標ともいうべき1級ですが、ここまで合格するのは相当な努力が必要になるでしょう。準1級までの内容に加え、より深い知識が求められます。かつ、二次試験では中国人の試験官と面接、通訳の試験があるため、一次に合格しても二次で相当数不合格になっているようです。

この試験に合格すると「通訳案内士試験」の一次試験、外国語「中国語」が免除になりますが、素直に通訳案内士試験の学習をした方が早いでしょう。中国語ネイティブでも容赦なく不合格になる試験なので、5年~10年スパンで考える方が精神衛生上良いでしょう。

以上、筆者の経験でお伝えしました。

合格を目標にするのではなく、その先にあるであろう自分の目標を目指して勉強していきたいですね。

試験の概要、申し込み、過去問等についてはこちらでチェックできます。

今後の試験日

第93回
・試験日 2017/11/26(日)

・二次試験(準1級・1級) 2018/1/14(日)

・申込期限 9/15~10/16
※インターネット申込は,10/20(金)14:00まで受け付けます。

第94回
・試験日 2018/3/25(日)

・二次試験(準1級)2018/4/29(日)
・申込期限 1/15~2/15

第95回
・試験日 2018/6/24(日)

・二次試験(準1級) 2018/7/29(日)

・申込期限 4/15~5/15


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