HSK(漢語水平考試)は1級から6級までの6段階

「HSK」は、1級から6級の6段階、中国語検定試験とは逆に「数が多いほど上の級」になります。

「中国語検定試験」が比較的文学寄りなのに対し、HSKは「中国語母語話者ではない外国人向けの試験」になっており、その出題内容も日常生活に密着したものが多くなっています。両試験は「車輪の両輪」だと考えると分かりやすいでしょう。

また、HSKは、
  • リスニング
  • 読解
  • 作文(1、2級はなし)
の3パートからなりますが、すべての級において、合計点を満たせば合格でパートごとの得点は問われないため、読解が得意な日本人にとってはある意味受けやすい試験かもしれません。

しかし、HSKは中国の試験ですから、試験問題は指示に至るまですべて中国語です。試験前に一度は対策問題集に目を通されると良いでしょう。

中国に留学する際に、理系は3級・文系は6級の取得が義務づけられており、これを満たさないと基本的に本科生となることができません。

なお、スコアは正答数ではなく、TOEICなどと同じく「項目応答理論」により算出されますから、級によって合格点の基準が具体的に書いてあったり、「~割」と書いてあったりします。

それでは、級別に見ていきましょう。

初級の1級・2級

1級(200点満点中、合計120点程度で合格)
大学などでの第二外国語における半年程度。語彙数は150ほど。落とす試験ではないので、普段の学習に手を抜いていなければ確実に合格できるでしょう。

2級(200点満点中、合計120点程度で合格)
大学などでの第二外国語における一年程度。語彙数は300ほど。こちらも非常にシンプルな試験で、普段の学習のみでほぼ問題ありません。

初級試験は漢字を用いない欧米やその他の国や地域の人々を対象に作られている試験なので、日本語ネイティブの私たちが受ける意味合いは薄いかもしれません。勘の良い人ならば、中国語の勉強を少ししただけで合格できることもあります。

中級試験の3級・4級

3級(300点満点中、6割程度で合格)
基本的なコミュニケーションができるレベル。語彙数は600ほど。このあたりから、日本語ネイティブの読解力が発揮されます。実際はほとんど話せないにも関わらず、易々と合格してしまうことも多いはずです。

そんなときは、リスニングと作文を徹底的に鍛えましょう。専用の問題集でも良いのですが、できれば自分に関係したり、興味のある文を選びたいところです。

4級(300点満点中、6割程度で合格)
さまざまな話題について会話ができるレベル。語彙数は1200ほど。リスニングが比較的難しくなってくる印象です。語彙数が格段に増えますが、さまざまな文に触れる中で未知の単語を丁寧に拾っていけば確実に達成できます。

逆に言えば、感覚的に学んでいる人がつまづくのがこの4級です。スコアが上がらないときには、もう一度基礎から点検をしてみましょう(過去の記事もご参照ください)。
壁は少しずつ高くなってきます。一歩ずつ着実に!

壁は少しずつ高くなってきます。一歩ずつ着実に!


この中級試験から、ようやく手応えが出てくるのではないでしょうか。私の感覚としては、中国語検定の3級までを取った後、HSKの4級から上級を目指すとスムーズに学習が進むと思います。

それでは次のページで上級試験を見ていきましょう!