中国語検定の級は6段階
中国語の検定試験は「中国語検定試験」「HSK」「TECC」の3つが有名です。それぞれ測る能力、レベルに差がありますが、今回は最も知名度のある「中国語検定試験」をご紹介します。中国語を学ぶみなさんなら、きっと一度は受けたことがあるはずの試験です。段階は準4級から1級までの6段階。それぞれ級別にレベルと難易度、受験の目安となる勉強時間ご紹介します。
初中級レベルの準4級・4級・3級
■準4級(ヒアリング50点 筆記50点 合計60点で合格)入門試験です。
ピンインを正確に把握できているか、基本的な単語、文法が理解できているかをみます。この級のみ、ヒアリングと筆記の総合点で判定します(その他はヒアリング、筆記ともに合格点に達する必要あり)。
週1回の講習会などでの学習でしたら、3ヶ月~半年で挑戦可能です。
■4級(ヒアリング100点 筆記100点 ともに60点以上で合格)
入門~初級試験。
準4級よりは難易度は高めですが、丁寧な学習を心がけていればまず問題ないでしょう。ヒアリング、筆記ともに60点以上で合格ですが、是非とも80点以上での合格を目指したいところです。
週1回の学習で、半年程度から挑戦できるでしょう。
■3級(ヒアリング100点 筆記100点 ともに65点以上で合格)
初級~中級試験。
このあたりから、1回で合格する人と何回も受験する人が分かれてきます。やはり、ヒアリング、筆記ともに80点以上での合格を目指したいところです。対策本も出版されていますので、試験前に数回解いておくと良いでしょう。
また、この級あたりから、学んでいる教科書による語彙の差が出てきますので、必ず過去問で語彙表をチェックしましょう。この級を取得することで「中国語の”基礎の基礎”はできます」と言えるのではないでしょうか。
週1回の学習で、半年~1年程度で挑戦可能です。3級までを1年ほどで集中して取得できれば、その後の学習がスムーズに進むと思います。頑張りましょう!
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