中国人へのお土産のタブー

中国人へのお土産のタブー
 

 

まずはタブーから

中国でも縁起をかつぐことがよくあります。縁起の良いもの、また良くないものを、まとめてみました。贈り物の際は充分気をつけましょう。

■数字
日本では、「4」と「9」がそれぞれ、「死」や「苦」に音がつながるとして避けられます。中国で「4(si4)」は、やはり「死(si3)」につながるので避けますが、「9(jiu3)」に関しては「永久」の「久(jiu3)」に音が通じるとして、むしろ好まれます。

■発音
数字と発想は同じなのですが、発音上避けるべきものもあります。

梨[li2]……「離れる」という意味の「离」と発音が全く同じ
伞[san3]……「散(san4)」と声調違い
鞋[xie2]……「よこしまである、正常でない」という意味の「邪」と発音が全く同じ
置き時計 钟[zhong1]……「置き時計を贈る」行為がすなわち「最期を看取る」という意味の「送终
[song4zhong1]」に通じる

これらは特に忌むべきものとされますので、贈り物には不適切です。充分に注意しましょう。
 

縁起の良いものは

ずばり、数字の「8(ba1)」です。末広がりであること、また、お金を稼ぐという意味の「发(fa1)」に発音が似ているからです。北京オリンピックの開会式を覚えていらっしゃいますか。2008年8月8日午後8時でした。それだけ、彼らにとって重要な意味を持つ数字なのです。

また、偶数と奇数ならば、偶数が良いです。対になっているものなどを贈ると、とても喜ばれます。
 

中国人のトレンドはボールペン等の文房具

最近、繁華街の量販店で中国人観光客を始めとする外国人観光客の姿が多く見られるようになってきました。彼らは主に家電を購入しているようですが、私たちがプレゼントに家電を贈るというのは、少しやり過ぎな気もしますし、あまり現実的ではないかもしれません。

ここで注目したいのが、100円ショップやスーパーです。今やどこの町にも一軒はありますし、何より気軽にのぞきに行けます。それでは、どのようなアイテムが人気なのか見てみましょう。

日本茶……抹茶入りのものが人気。私の感覚では、リピート率No.1です。
チューブ入りわさび……中国でもお菓子に使われたりしていますが、チューブ入りのものは持ち運びにも便利で、お土産には最適です。
ボールペン……日本で売っている文房具の品質は非常に高く、世代を問わず人気です。特に、消せるボールペンの「フリクションシリーズ」は間違いないでしょう。
化粧品……免税店で安く購入できるので、相手が女性ならば選択肢に入れたいです。
中国人へのプレゼントは文房具が人気

日本の文房具は大人気です。

これらを参考に、贈る相手のことを考えて、心のこもったプレゼントが用意できたら素敵ですね。
 

プレゼントを贈ろう

プレゼントは用意できた、では渡すときに何と言えばいいのでしょう。

给你[gei3 ni3]! (あげる)

でももちろんかまいませんが、少し味気ないかもしれません。こんなときは、こう言いましょう。

意思意思[yi4 si yi4 si]! (ほんの気持ちです)

中国の人は、一度で受け取ってくれないことがほとんどですから、そんなときにはこの表現を。

下不为例[xia4 bu4 wei2 li4]! (もうしませんから)

ちなみにこの表現は、受け取った側も使うことができるので便利です。同じ言い方で、「もうしないでね」というニュアンスになります。
 

プレゼントを贈るとき、もらうとき

日本の感覚では、何かをしてもらったり、いただいたりしたときに、なるべく早く反応してお礼を伝えることが重要です。しかし、中国の人にそうしてしまうと、「そんなすぐにお礼を言われるということは関係を早く終わらせたいんだな」とか、「借りを作りたくないんだな」という風に捉えられてしまうかもしれません。

ただし、日本人としては、お礼を言わないでそのままというのは少し居心地が悪いですよね。そんなときには、「いただいた○○、とっても美味しかった!」とか、「あれはどこで買ったの?」とか、「贈る」行為ではなく、「選ぶ」センスについて言及すれば、お互いにとって良い時間になると思います。

いかがでしたか?
贈るときも、もらうときも、お互いの立場を尊重していくというのは、全世界共通かもしれませんね。

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