短期ダイエットの注意点
短期ダイエットはなぜ危険?
そこで今回は、正しいダイエットを通して健康的なスリムボディを手に入れるために、短期ダイエットの注意点や、よくあるNGをとりあげていきたいと思います。
以前の記事『「短期ダイエット」成功のコツと注意点!』でも触れていますが、短期間で体重が減る理論というのは、体内の水分量が減少→エネルギー不足で筋肉や骨が軽くなる→体重が減るということ。つまり、脂肪細胞が減ったわけではありません。
短期間でのダイエットで体の無駄な脂肪を落とすことは難しく、効果にもバラツキがあるといえるでしょう。特に女性の場合は、生理周期と体重増減には深い関係があるもので、体内の排泄物除去や水分調節という機能の周期が約1ヶ月であることも覚えておく必要があります。
短期ダイエットの期間は1週間~最長でも2週間を目安に行うようにしましょう。
やってはいけないNGダイエット法
食事抜きダイエットはなぜ危険?
■「食事抜きダイエット」
食事を抜くダイエットとして「1日1食だけ」「1日2食だけ」というように食事の回数を減らす方法があります。これらは、食事の回数が減ることでカロリー摂取量も抑えられて効果的なように思われがちですが、それは×。
食事と食事の間隔が空くと、体は軽い飢餓状態に陥ります。飢餓状態に陥ると体は生命維持機能「ホメオスタシス」を活発にして、次の食事のエネルギーを脂肪として蓄積しやすくします。このサイクルを繰り返すと、少しの食事量でも脂肪として蓄える体質になってしまうので、結果、太りやすい=リバウンドしやすい体質になってしまうのです。
■ 「単品ダイエット」
また、ゆで卵、バナナ、りんご、ヨーグルトなど、ある食品だけを食べ続ける単品ダイエットも、短期的にはすぐに体重が落ちますが注意したいもの。
単品だけでは栄養バランスが偏ることで、貧血や肌荒れを起すデメリットもあり、また、リバウンドもしやすいものです。「食事抜きダイエット」と同様、一つの食品だけを食べ続けることは、体の生命維持機能「ホメオスタシス」を活発にさせ、飢餓に備えた「溜め込みモード」になるのでダイエット効率を悪くさせます。
さらに、以上の2つのダイエット法の場合、目標体重を達成したからと普通の食事に戻すと更に恐ろしいことが!
それは、体が「溜め込みモード」のままカロリーを脂肪に変えてしまうで、あっという間にリバウンドしてしまうことです。そして、満足感が得られない食事で飢餓状態になった脳は、何を食べても満足できずに太りやすくなるデメリットがあることを覚えておきましょう。
短期ダイエットを失敗させない3つのポイント
短期ダイエットでも運動はマスト!
そういったケースでは、最高でも期間は2週間程度にすること。そして、以下3つのポイントを抑えて実践するようにしましょう。
■ポイント1:夜中の空腹に適した食材!
ダイエット中はカロリー摂取を控えているので飢餓感を感じやすくなります。特に夜中に空腹感をおぼえることもあるでしょう。
ただし、夜の食事は特にリバウンドにつながりやすいので要注意。夜、どうしてもお腹が空いた時はリンゴ、ヨーグルト、お味噌汁など、できるだけ脂肪分が少ないものを摂るようにしましょう。
■ポイント2:目標体重に達しても食事量は徐々に増やす!
「目標体重に達したので、すぐに元の食事に戻した」というのは、リバウンドの大きな原因の一つです。特に短期間でカロリー制限をしていた体は基礎代謝が低くなっています。ここで通常通りのカロリーが入ってくると一気に脂肪となって蓄えられるのです。
目標体重に達しても、いきなり食事を元に戻さずに、カロリーを上手にコントロールすることが大事。特に夕食は3食の中で最も量もカロリーも少なくしたり、野菜中心の食生活を心がけるようにしましょう。
■ポイント3 :「食事制限だけは×!」
運動をしないと、どうしてもリバウンドしやすくなるのは事実です。食事を減らしたことで不足した栄養分は筋肉を分解することで補うもの。結果、基礎代謝が低下し、筋肉量は低下しているのに脂肪だけが増えてしまうという状態に。
筋肉は代謝、血流、体温アップ、そして見た目の美しいボディラインなどに大きく影響します。食事制限だけでダイエットするとリバウンドした時にボディラインが崩れるなど、見た目も悪くなりやすく老けた印象を与えてしまうので注意したいものです。
早く痩せたいからと結果を焦るとリバウンド&ボディラインの乱れにつながりかねません。健康的に美しく痩せるためにも、NG習慣を改めて正しく適当な期間を守って実践しましょう。
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