鳥と人間が共存する、ヴェーガ諸島の自然美

ローナン島

ヴェーガ諸島でクワケガモの生息地として有名なローナン島 (C) Helgeland Reiseliv

ヴェーガ諸島/Vegaøyanは約6500もの島々が集まったノルウェー北西部にある諸島です。自然と人々が共存しあう、1500年以上も受け継がれるその独自の島のあり方と景観が評価され、2004年にユネスコの世界文化遺産として登録されました。

地元住民は北極圏の周辺に生息する鳥類「クワケガモ」の保護・育成に携わり、鳥たちが巣に残した羽毛の採集・販売をしながら、人間と鳥が互いの暮らしを支えあっています。漁業や農業を主要産業としているヴェーガ諸島の住民たちですが、昔からの生産業スタイルを維持しながら、羽毛採集への女性参加という方法で、人間と鳥の共生に貢献しています。

クワケガモ

島民が保護するクワケガモ。あたたかい羽毛が人気 (C) Helgeland Reiseliv

■周囲のおすすめ寄り道スポット
ヴェーガ諸島が位置する北部のノールラン/Nordland県では、釣り、ハイキング、登山などの自然のアクティビティが人気です。ヴェーガ諸島では、バード・ウォッチングや、釣りをしながらのボートツアーがおすすめです。Vega観光局に問い合わせることで、最新のアクティビティ情報や、ガイド付きのツアーなどに申し込むことができます。

また、クワケガモの生息地であり、最も有名なローナン/Lånan島へは夏に観光客向けのツアーも企画されています。羽毛が入った小さな袋や、あたたかい羽毛手袋などのグッズもおみやげとして人気があります。

■アクセス方法
沿岸急行船フッティルーテン、飛行機、バスでアクセス可能なBrønnøysundという町がヴェーガ諸島の観光拠点となっています(飛行機でオスロから約5時間、ベルゲンから約4時間)。Brønnøysund、もしくは近くのHornという場所から、フェリーかフッティルーテンで各島に向かうことができます。
ヴェーガ・コミュニティ おすすめアクティビティ交通アクセス(英語)
ヴェーガ観光局/ツーリストインフォメーション(英語)
ローナン/Lånan島 公式サイト(英語)

シュトルーヴェの測地弧

シュトルーヴェの測地弧

世界最北の測量点 hammerfest-turist.no / Bjoern Geirr Harsson

シュトルーヴェの測地弧(そくちこ)は、天文学者シュトルーヴェが子午線の長さを測る調査を行った跡で、2820キロにおよび、ヨーロッパ10カ国にわたる珍しい世界遺産です。そのうちの34箇所が2005年にユネスコの文化遺産に登録され、ノルウェーには4箇所あります。

おすすめ地点は、世界最北の町ハンメルフェストにあるメルディアンストッテンです。測量点はハンメルフェストを起点に黒海にまで及んでおり、最先端にあることから記念碑が建てられています。
  • ハンメルフェストにある記念碑 Meridianstøtten
  • アルタの山の頂上にあるLille-Raipas (Unna Raipasas)
  • Kautokeinoの山の頂上にあるLuvddiidcohkka (Lodiken)
  • Kautokeinoの山の頂上にあるBealjasvarri/Muvravarri
■周囲のおすすめ寄り道スポット
オーロラやフィヨルド観光が楽しめる沿岸急行船フッティルーテンでのアクセスが可能。ヨーロッパ最北端の地であるノールカップ観光もセットにしてみてはいかがでしょう。沈まぬ太陽「白夜」(びゃくや)や、太陽がずっと沈んでいる状態の「極夜」(きょくや)が体験できます。

■アクセス方法
ハンメルフェストまでは、スカンジナビア空港かヴィデロー航空で、トロムソなどを経由して、飛行機でオスロからは最短約3時間、ベルゲンからは約5時間。中心地から記念碑までは、徒歩で約30分。バスで片道15分。ツーリストインフォメーションでは、1時間のバスでのガイドツアーを開催しており、記念碑もルートに含まれています(ツアーは事前予約要)。レンタサイクルも行っており、自転車で片道10分でたどり着けます。
ハンメルフェスト観光サイト(英語)

<関連サイト>
ノルウェーの世界遺産 公式サイト(英語)
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